◆稲原:まぁ~、ビックリでしたよ。動揺しましたもん。どうおしよう…なんでぇ…って。
正直辞退しろって言いたくなりましたよ。でも、本人はやりたくて2次試験で養成所にも行ってるわけじゃないですか。そういうのを思ったらね…言えなかったですよ。
ま・杏:うんうん。
ま:ちょうど山陽開催の時に合格発表が出て、私も発表見てビックリして、すぐに稲原さんのところに行って聞いたんですよね。
◆稲原:そう!(笑)
ま:その時も本人が決めたし、応援したい…けど…、みたいな複雑な感じでしたもんね。
◆稲原:そうそう、”やったぁ!”って感じじゃなかったですね。もう、ホントの親心みたいな感じです(笑)。
ま:気持ち半分半分で揺れ動いてる感じが伝わりました。
◆稲原:そうですね。ま、でも今は応援してますよ。それまでは妹としてっていう感じでしたけど、今は言うことも厳しくなってきましたし、見方が変わってきましたね。
あと、自分の父親もぶち(とても)喜んだんですよ。
ま・杏:へぇ~!
◆稲原:もともと自分の父親もなりたかったんですよ。でも怪我して断念して。兄貴もなりたかったんだけど、20歳で結婚してなれなくて(※当時の募集条件は独身者でした)、自分がなれて親父も兄貴も喜んでくれて、さらに瑞穂がなったんで。
ま・杏:そうなんですね!
◆稲原:でも試験のことは、もし受かってなかったら、受けたことも自分らには言うつもりなかったらしいんです。
ま・杏:えぇ~!
◆稲原:すごいっすよね!そこまで徹底する?!みたいな。
ホント、兄貴の家族4人だけしか知らなかったみたいで。”4人で戦った試験”みたいな。
ま・杏:アハハハハ!なんかすごい壮大なことになってる(笑)。
杏:お兄さんから、遠まわしに何か聞かれることはなかったんですか?