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スプリングフォーク


それでは、まず今回はスプリングフォークについて説明していきます。

その名の通り、スプリング=バネを利用したフォークです。
オートレースのスプリングフォークはコイルスプリング(円筒状に巻いたバネ)のみを使用したテレスコピック型で、側面から見ると松の葉に似ていることから、【松葉(マツバ)】と呼ばれ、選手間でも”マツバ”と言う選手が多くいます。

フォークのバネはアッパースプリングと、ロアーアウタースプリング/ロアーインナースプリングが1セットになり、こんな感じで中に入っています。

※ロアーアウタースプリングの中に、ロアーインナースプリングが入っていて、この2つをまとめてロアースプリングと言います。

それぞれ太さや長さが違うバネの種類が10種類ほどあり、お値段は各約4,000円~4,800円

種類の違うバネ自体を交換し組み合わせを換えたり、バネを直接緩めたり締めたり、フォークの外にあるネジで調整し、自分に合ったセットを探っていきます。


しかし、バネを変えることによって車高が変わり、前後の重量バランスが変わります。
(※例えば、バネを強くすると短くなり、重心が前に。)

理論的には重心が前になると加重がかかってコーナーは回りやすいですが、行きすぎるとスベリに繋がるそうです。

その調整の仕方は乗り方によっても変わります。
例えば、後ろ寄りに乗る人は前に加重がかかるように、前寄りに乗る人は後ろに加重がかかるように調整し、重量バランスを取ります。

ただ、もちろん理論的な話なので、選手の好みで調整して行くこととなります。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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