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G1初制覇


◆小林:あれ以外自分が勝つ方法が無かったですからね(笑)。
前のレースを見ていても、インコース一本道という状況で、スタート切ってそのコースを取った人が有利、みたいな感じだったので、とにかくスタートに集中して失敗を恐れず切っていったらうまく行けた感じでした。
あとはコースを守りながら全力で走って、これで負けたら仕方ないようにと思えるように頑張ろう!と思って走りました。
でも、道中コース外しまくってしまったんですけどね(苦笑)。
高ぶらないように、と思って走っていたつもりではいたんですけど、やっぱり高ぶっていたんだと思います。だから突っ込みすぎてコース外したりしてヤバイと思って走っていました。

:後ろにつけていたのが地元の雨巧者、吉田恵輔選手でしたが。

◆小林:速い人を意識したところで自分ができることは限られているので、意識をしないようにしていました。



:湿走路で後ろにも常に誰かいて、8周回、長かったんじゃないですか?

◆小林:めちゃくちゃ長かったです。G2の優出はあるので、8周回が初めてではなかったのですが、走っても走っても周回が減らない、減らない(笑)。

インコースしか利かないということもそうだったんですけど、その前の節のキューポラでトモチン(中村友和選手)がラスト1周で清太郎さん(早川清太郎選手)にやられたんですよ。
そのとき周りから、あそこはしめて回らなきゃだめだろうって言われていて、それが頭に残っていて、とりあえずインをしめて回ろうと思って走るので必死でした。

:残り2周の時に青山(周平)選手が来たんですが、それは見えていたんですか?

◆小林:見えました。ピンクが見えて、”これ抜かれる車速やん!!”って思いました。
やばい、やられる!と思ったんですが、自分にちょっとあたって滑って青山さんの気配を感じなくなって、最後の1周はトモチンの時のことを思い出してしっかりコースを守っていこうと思って走りました。
レースの時は気づかなかったんですが、VTRを見たら最後恵輔さんが内を狙っていたので、結果しめて良かったんだな、って思いました。

:じゃ、最後吉田(恵輔)選手が狙っていたのは気づいていなかったんですね。

◆小林:はい、わかりませんでした(笑)。VTR見たらしっかり体勢作ってきていたので、開けていたらやられていましたね。

:ゴールした瞬間はどうでしたか?

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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