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G1優勝について


◆長田:長かったですね。
無心で走ってたけど、周回番見たら[3]ってなっていたので・・・

それに、最近こういう逃げる展開がなかなか無かったので、周回番の[3]を見て、まだ3周もあると思いました。



ゴールした瞬間はよくわからなかったです(笑)。
よっしゃーって気持ちもあったし、夢みたいな・・・、今までに無い感覚でしたね。あと内突とか反則とかしていないかな~と思って確定が出るのを待っていたので、ガッツポーズをし忘れました。

みんなが拍手で迎えてくれたとき、まずは信一さんが目に入って、俺優勝したんだって思いました。師匠の嬉しそうな顔が見れて、すごい嬉しかったです。

ただ、地元で優勝できたのに、お客さんがいなかったのが残念でした。
こんな自分でも応援してくれていたお客さんもいたと思うので、そういう人達にも恩返しできたかなって思います。
次は、お客さんの前でウイニングランできるように、また頑張ります!

:いろんな方に恩返しの優勝でしたね。

◆長田:はい。ずっと応援してくれたお客さんもだし、デビュー時は自分はめちゃくちゃ遅くて、でも同期はみんな早くておいていかれた感があったので、今こうして最高ハンにまで育ててもらって、1勝でも多くすることが信一さんや先輩方への恩返しかなと思ってやってきていたので、少し恩返しできたかな、と思っています。

前にも話しましたが、藤岡さんには特に厳しく育ててもらって、その藤岡さんがすっごい笑顔だったんですよ。
俺には今まで見せたことが無いような笑顔で迎えてくれて。レースでも褒められたことが無かったので、その藤岡さんが笑ってくれて。速くなって欲しい、良い成績を残して欲しいという思いがあってこその厳しい指導だったと思うので、本当に感謝しかないです。

あ、優勝したあとに藤岡さん達からシャンパンを頂いたんです。そのシャンパンにグループの先輩方から寄せ書きがしてあって、そこに藤岡さんからは”ようやった”って書かれてたんです。


今まで優勝戦乗っても藤岡さんからは褒められたことが無かったので、それは自分の中で最高の褒め言葉だな、って思いました。


レースデータ提供:公益財団法人JKA
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