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■交川陽子選手


Q:オートレースは特例枠で合格されていますね!
それが、正直願書を提出したものの、特例枠で扱ってもらえるのか半信半疑だったんです。確かに「サンボ(柔道とレスリングを掛け合わせたような格闘技)」という格闘技で世界7位になりました。サンボを始めたきっかけは、柔道部を指導する上でサンボも通ずるものがありそうだと思い教室に通いました。せっかく習うのだから大会も出たいと思い、大会に出場したらそれが日本大会、入賞したら次は世界選手権だった、と自分でも驚くほどのスピードでした。競技人口がまだまだ少ないからというのは大いにありますね。それでも勝負の世界はやはり刺激的で楽しいです。

Q:とはいえ、柔道黒帯三段と新たな競技に飛び込んで結果を残しているのは素晴らしいです。普段から体のメンテナンスにも気を使っているのですか。
がっつりトレーニングというほどではありませんが、昔から体を動かすことは好きです。今はジムで体幹トレーニングやスタジオで汗を流す程度です。食生活に関しては柔道が階級競技なので常に48キロにするよう体重をコントロールしていましたね。母も気を使ってくれ、サプリメントを用意してくれたり、時にはカレーにプロテインが入っていたりもしました(笑)。母はもう亡くなっていますが、今でも自然と食生活には気を使っていますね。

Q:そんな中飛び込んだ新たな世界、思い出のレースはありますか?
やはり、初勝利のレースです!私は同期の中でも特に時間がかかりました。その日は0~70mのハンデ戦で6周懸命に逃げただけで詳細は覚えていませんが日付は覚えています!2018年3月15日です。3・1・5で、さいこー!!これほど最高な日はありません!自分はまだ大喜び出来る立場ではありませんが、周囲がとにかく喜んでくれましたね。

Q:師匠や整備グループの存在は大きいですね。
師匠の長谷晴久選手は的確にアドバイスを下さいます。すごく厳しいですが、しっかりついていきたいです。自分に足りないものを気付かせてくれるので早くそれに応えたいです。他にも中村晋典選手や松山茂靖選手にも見て頂き、自分の事のように一緒に考えて下さいます。後輩も入り、活躍を嬉しく思う反面、私も何とかしなくちゃという気持ちも強くなりました。
仲口武志選手も大変良い先輩です。物静かであまり喋らなそうですか??確かに口数は少ないと思いますが、最近ではアイコンタクトだけで会話が成立するまで信頼関係を深めましたよ(笑)!



レースデータ提供:公益財団法人JKA
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