トップ

【第1回】選手のコメントを読み解く(田村治郎・佐藤摩弥・吉原恭佑)




佐藤摩弥(31期、川口)~走りもしゃべりもベリーグッド~

オート界のアイコン的存在の佐藤選手
普段のレースコメントはもちろんのこと、オリンピックや国民的行事の際には、業界を代表して感想やエールを求められ、
そのたびに誰が、何の目的で、どんなコメントを欲しているかを的確に察知してていねいに返答しています。
誰に教えられるでもなく、本人の感性とセンスで満点回答をスムーズに口にできる聡明さが佐藤選手の大きな魅力のひとつです。

そんな佐藤選手は、レースコメントは慎重です。
快勝した後も「いやあ、スタート行けただけですよ。置かれていたらまずかったと思います」みたいな感じです。
OKサインはなかなか出ない選手のひとりです。

コメント的には一枚割引で、
絶好調の時→まあまあです
普通の時→良くないです
良くない時→最悪です
そう解釈するのが正解かもしれません。

勝っても、負けても、レース後は淡々としています。
会心の走りでレースを制した時だけ、こっそりと人目を盗んで小さな声で「よっしゃ~」と小さくガッツポーズしていたのを見かけました。

抜群のスター性を誇り、常に注目を集め、 派手なイメージのある佐藤選手ですが、整備は地道に根気よく手を動かし続けています。
「跳ねがなおんねえ~」とかブツブツとぼやきながら、遅い時間まで工具を握っています。
惨敗後の一戦でも、プロ意識高い仕事ぶりで立て直してくる期待を持てる選手です。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
(C)2024 CYBIRD