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G1開場記念ゴールデンレース振り返り


【沢朋之】
お暑うございます…って、関東はもう梅雨明けか?? という猛暑が続くここ数日。オートレースも早くも真夏の様相となってまいりました。

先月の浜松GIゴールデンレースは良走路の準決勝戦を勝ち上がった8名による優勝戦。
①高木健太郎選手の優出により0・10のハンデ戦となり、好位置④枠に置かれた木村武之選手が、⑦青山周平選手との先陣争いを制して先行。最後は⑧鈴木圭一郎選手の猛追をかわしきってのVとなったが、この時の試走タイムが3.29の上がり3.363。あれからまだ1か月あまりというのに、直近の各地レースではこの時計レベルには遥かに及ばない状況に。

直近で取材をした浜松開催、それに予想配信をさせていただいた伊勢崎稲妻賞、川口記念ともに、熱走路の時間帯のみならず、ナイターの時間帯になっても内枠勢の逃げ切り・逃げ残りレースが多く、配当的にも大いに荒れ傾向に。
やはり新走路化から日が浅い飯塚を除く4場では、滑りが多くて追い込みづらい状況が続いているようです。

以前にも記しましたが、オートレースというのは「最重ハンが何人抜けるか」という競技であり、ファン心理的に前々決着の車券は買いづらいもので。わかっていても、やはりつい外枠勢の追い込みを絡めてしまい、悔しい思いをされることも多いかと思います。かく言う私の予想も同様で、「これはさすがに前逃げ中心か!」と最初は思っても、思考を進めていくうちについつい「最重ハンのこの選手が速攻決めれば追いつくかなぁ」との思いが徐々に強まり、気がつけばホワイトボードの予想目は大きい車番が中心に…(苦笑)

今年の夏は予想のロジックを変え、追い込みの可能性を探るよりも、逃げ中心の本線予想にしてゆくことを決意しておりますので、ワタクシの予想印・予想目にご注目ください。

そして今回テーマの川口キューポラ杯は、先日のG2川口記念に続いての消音開催。川口記念が配当的に荒れた原因の一端は、やはり消音マフラーでの各選手の変わり身、比較といったところにあると思われ、消音では「スタート力比較が変わる」「先行有利・追い込み不利」の2点を強く念頭に置いた上での車券対策が重要でしょう。

天候の推移にもよりますが、開催初日~2日目までの段階で「消音でスタートが切れている・いない選手」「消音でセッティングが合っている・いない選手」「消音マフラーに換えドドドが出てしまう選手(これが結構多い)」などを選手コメント等でしっかりチェックするのが重要で、高配当的中に直結することにもなるかと思われます。

車券ファンの中には「消音は通常開催とは別競技」と考える方もおり、選手情報をしっかり把握された上で、それぞれの予想ロジックを立てていくことをお勧めしたいです。

最後にPRとなりますが、ワタクシのホーム・浜松オートでは、このキューポラ杯終了後の7/8(金)~10(日)の3日間開催で地元ファン待望の新・メインスタンドが供用開始に。 9日(土)には、あの森且行選手のトークショーも行われる予定となっており、地元のみならず、遠征ファンの皆様のご来場も、ぜひぜひお待ちしております!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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