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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
今年も年末のこの時期がやってまいりました
我々も読者の皆さんも最終決戦に向け、2018年に悔いのない仕事と車券予想を!

さて、今回は昨年同様の統一テーマで「2018・俺のオート界3大ニュース」ということで・・・

《沢朋之の2018年オート界3大ニュース》
■その1:最強浜松軍団がオート界を席巻!
鈴木圭一郎のSG全日本選抜(飯塚)Vに始まった2018年。続く4月オールスターを佐藤貴也が制し、その後も木村武之がプレミアムカップを制したほか、
年間通してビッグレースの優勝戦には常に多くの浜松ライダーが名を連ね、ここに私が数年前から提唱しては冷笑されていた「浜松最強時代」がついに完成されたのであります!
その上位勢の顔ぶれを見れば、この先もまだまだ隆盛は続きそうで、浜松担当記者としては嬉しく、かつ頼もしい限り。

そういえば現在「浜松四天王」と言われる上位4選手、往時の「船橋四天王」とキャラが被りませんか?

鈴木圭一郎片平巧 (天才・オートの申し子)
佐藤貴也阿久津正夫(超絶スタートと巧みなおさえ走り)
金子大輔島田信広(天才的かつ重厚なさばき)
木村武之岩田行雄(スタート速攻と序盤の突破力)

ま、ちょっと無理やりな部分もありますが(笑)、業界に久々に現れた四天王として、この先も君臨していただきたいものであります。

■その2:ついにオール女子8車立て戦実現~女子2選手引退
酷暑の浜松オートで行われたオート界史上初となるオール女子8車立ての一戦。当日の浜松レース場は、普通開催というのに客席スタンドは熱気に溢れ、ロッカーには在京の記者さん多数が詰めかけ…となかなかの盛況。
レースも逃げあり追いありの白熱の展開で、結果は0線・田崎萌の逃げきりだったものの、2番手粘走の高橋絵里子、地元と先輩の意地で追い込んだ岡谷美由紀の足色も良い好レース。この先の女子オート界の盛り上がりを予感させる一日でした。
その後、佐藤摩弥の女子初となるSG優出などもありましたが、一方で益春菜・岸萌水両選手の引退は寂しい限り。
お疲れ様でしたと心から労をねぎらいつつ…

■その3:鈴木圭一郎年間最多勝利記録更新
本来は王者・高橋貢の200Vを取り上げるつもりでしたが、年末の駆け込みで達成されたこの大記録を優先。これで3大ニュースは全て浜松絡みとなりました(笑)。
これまでの年間最多1着数青山周平の持つ86勝(2016年)だったが、これは出走回数144の中でのもの。今回の圭一郎選手は今年130レース目での87勝達成ということで、いかに1着率が高いかと驚かされる。
もちろん湿走路も含んでの数だけに!
その後も連勝は更新中で、本日(12/23)現在89勝。年内にあと6レース90勝台到達は確実で、来年以降は自らが作った記録をさらに更新するための挑戦が続く。

○●ジェット社○●
いよいよスーパースターが始まります。早いもので今年ももう終わろうとしています。
今年のオート界も様々な出来事がありました。

私の中の「2018年・俺のオート界3大ニュース」は・・・
高橋貢選手の200V達成
◆女子レーサーの激動(佐藤摩弥選手のSG初優出・益春菜選手の引退)
鈴木圭一郎選手が年間最多勝利記録更新

ですかね。

沢さんと青山さんと被ってしまったネタもありますが、私個人的にも記憶に焼き付き外せない出来事でしたので、この3つを選ばせて頂きました。

まず貢選手の200V達成はすごい記録です。デビュー当時から活躍されて47歳になった今でも強くあり続けている
長年を通してずーっと強い状態でいられる選手はそういませんし、ここぞという時の勝負強さも今でも健在です。現在(12/23時点)では記録を201Vに更新されています。

私個人的な思いで申し訳ありませんが、昔の貢選手はあまりにも完璧で強すぎて、そんなに好きな選手ではありませんでした。しかし近年の貢選手は大好きです。
世代交代が始まったオート界で、今でも果敢に走り、「オートレース」の神髄を見せてくれています。そんな貢選手の走りはホントにカッコイイですよね。これから先も貢選手がどんなレースを見せてくれるか楽しみで仕方ありません。

次に、女子レーサーにも大きな動きがありました。まず、女子レーサーの佐藤摩弥選手がSG日本選手権で見事優出を果たしました。
過去には中村雅人選手がスーパースターを制覇した後に、日本選手権を制して「スーパースターの時よりも嬉しい」と言ったほど、日本選手権というものは真に強い選手を決めるレースであり、SGの中でも最高峰なレースと言えます。

因みに、S級であっても日本選手権の優出経験が無い選手は少なくないのではないでしょうか。そんな日本選手権の舞台でファイナリストとなったのが摩弥選手女子にも高いポテンシャルがあると証明してくれました。

対照的に残念な出来事として益春菜選手の引退がありました。摩弥選手の1期後輩ながら、女子レーサーで初のS級選手になった選手です。
モトクロスの世界では女王の座に君臨し、オートレーサーに転身しても男性顔負けの強い走りを披露してくれていました。年末のSSシリーズ戦では優勝した実績もあり、この益選手には無限の可能性を感じておりました。
それだけに引退はショックでしたね。

そして最後に鈴木圭一郎選手年間最多勝利記録を更新しましたね。現在(12/23時点)で88勝を達成しています。夏~秋にかけて少しリズムが崩れて2着3着など足踏みがありましたが、それでも記録を更新しました。
このあと大晦日までレースがあります。まだまだ記録を更新しそうですね。それにしても一時のリズムの崩れが無ければ、もっと恐ろしい記録になっていたでしょう(笑)。
若くしてオート界を支配した王子はまだまだ進化するでしょうし、これからどんな記録を作っていくのか、こちらも楽しみです。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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