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どん底の新人時代

:終盤まで粘る時があった気がします。あ、新走路ですかね?

◆稲原:そうだね。そうかも。

:新走路の雨嫌がる人も多いですけどね。

◆稲原:結構斑とかも好きな方なんで、人が嫌がる走路が好きなんかなぁ。

:あぁ~。

◆稲原:それが自信になればいんですけどね。なんかイマイチですね。
新人の時なんて、2年間で7勝しかしていないんですよ。

:へぇ~…、え? 2年間で、ですか?!

◆稲原:そう、あとは7・8着ばっかですからね。ハンデもすごい前で、勝った時は一般戦の1Rみたいな…。雨は0勝ですよ。2級車ですよ!ありえんくないですか?

:えぇ~!

:普通2級車は雨速いですよね。

◆稲原:逆に雨で7勝でしょ?って感じでしょ?

:苦労したんですねぇ…。

◆稲原:新人の時は周りに辞めさせられるぞ、みたいなこと言われた時ありましたね。
はじめは(ハンデ)90mあったんですけど、1級に乗りたてて(ハンデ)60mですよ。ありえないですよね。

:へぇ…。

◆稲原:それで1級車の時になんか良くてポンッポンッって優勝戦乗れて。それも1級車に乗って何年も経ってからですからね。


:えぇ~。

◆稲原:そっ!初準決、初優出だったんですよ!

:おぉ~!

◆稲原タケシさん(浜松:木村武之選手)とグループが近くて、一緒に優出できて「良太郎と頑張ります」って言ってくれたのが嬉しくて、自分も偉そうに「武之さんと一緒に頑張ります」って言って、タケシさんは優勝して自分は結果7着だったんですけどね。

:おぉ~!

:でも2年で7勝って心折れそうになりませんでした?

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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