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★新年度に向け…オートレースにおけるハンデを考える

ハンデの問題は難しいですね。
「スタートが早いスピードタイプは重化あり」「スタートが遅い、もしくは抑えタイプは重化なし」など、単純に振り分けられないし、それこそ同ハン選手でありながら不平等になってしまいますから(苦)。

滑る走路となれば一層難しくなると思いますが、一言で妥当でバランスが良いハンデなど、なかなかありませんし、どうしても番組屋さんにしては悩ましい決断をしなくてはなりません。
そんな中「悩むぐらいならハンデ据え置き」とか(笑)。
…適当な考えで申し訳ありません。

次に「わかりやすい・当たりやすいオートレース」の取り組みは、私個人的に大切だと思います。
ボートレースを参考にしますと、「絞って多めに買う→所々当たる→以降のレースも買う」と言った流れとなり、おのずと売上が良くなり、お客様としても所々で当たる喜びが得られるわけです。

当てやすい=単純化(ハンデの圧縮など)では、オート本来の魅力を失ってしまう事と、逆にオートを熟知したお客様からしては、つまらないレースとなってしまいますから、それではコアなファンに不満を与えてしまいます。
その辺は私も沢さんと同感です。

しかし、新規のお客様を獲得するために、多少はレースがわかりやすい内容で、人気路線で決着するレースが必要なのは否めません。
またオートは難しいから止めたと離れてしまった方々も多いかもしれません。

これはハンデを単純に重化するだけの問題ではなく、「マシン状態の安定」「試走気配とレース脚の比例」なども大切だと思います。
これによって、お客様は信頼出来る選手が出来て、実際にそれに近いレース運びとなれば、例え外れても納得してくれるところがあるかと思います。

昔は強い選手は安定していました。
セアになって整備力が問われ、タイヤとの相性、その時の気候、マシンが精密であるがゆえ、ちょっとした要素でマシンが大きく変動します。
昨日は強いレースをして、今日も試走タイムは出ているのになぜ?という事もしばしばあります。
そこまで深いファクターを読んで予想するのも面白い事なんですが、あまり複雑過ぎるもの良くない事だと思います。

ビギナー指南役が必要と、沢さんも言う通り、私も若い人や初めて来られた方にも解るように、1~8号車まで各々の朝練情報、試走タイムと気配、タイム計算、選手のタイプ、現在の調子、過去の実績、そしてレース展開と、一通り説明させて頂いてます(笑)。
川口では他にも説明が上手いと評判の良い予想屋さんがたくさんいらっしゃいます。我々もお客様にオートレースを解って頂けるよう、今後も努めて参ります。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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