◆安藤:そう、500円だけ持ってね。あの頃は500円札やったよね(笑)。
それで買い物してね。
杏:買い物もできたんですね。
◆安藤:焼き鳥屋でちょっと一杯飲んで帰ったりね、それが楽しみやったね(笑)。
そして500円払ったら、お店のおばちゃんに、「あなた達九州の人でしょ?」っちゅ~んよ。
「わかる?」って聞いたら、「こっちは500円札は今使いませんよ」って言われて。
ま・杏:へ~!
杏:昔もあちこちのレース場に遠征行ってたんですね。
◆安藤:そうね、全国行きよったよ。あの頃は3級車で行きよったよ。
ま・杏:3級車!
◆安藤:3級車の頃は泣かされたね~。3級車に3年乗って、2級車に1年乗って、1級車のタンコロ(単気筒)に1年乗って、5年せんと(しないと)2気筒のトライアンフに乗られんかったんよ。
杏:時間かかりますよね~。
◆安藤:かかる、かかる。だから今の子は幸せよ、たった1年やもん。しかも2級車で2気筒やろ。今の子は幸せよ~。
ま・杏:たった1年!
◆安藤:養成の時はレース場からバスで寮に帰ったら、草取りやらゴミ捨て場の穴掘ったりね。
(筑波養成所での養成は6期からとのこと)
ま・杏:え~!そんなこともしてたんですね。
◆安藤:”えいっこのやろ~”って思いながら、芝生を草と思って引き抜いた(笑)。
ま・杏:アハハハハ!
◆安藤:でも、体力作るためと思わなしょうがない。
あと、木に向かって「おはようございます!」「こんにちは!」って言ってた。
ま:木に?!
杏:なんかすごい世界ですね。