まずはバルブ。
エンジンの仕組みのところでも書いたように、バルブには吸気バルブと排気バルブがあります。
吸気バルブは開閉してガソリンを燃焼室へ送り、排気バルブは開閉して燃焼後のガソリンをマフラーへ排気します。
バルブはちょっと見えませんが、この中にあります↓。
下から見るとこんな感じです↓。
写真のように、各4つずつ(計8つ)のバルブがあります。
ちなみに、ちょっとわかりづらいかもしれませんが、バルブの写真手前にある方が丸い部分が少し小さいのですが、こちらが排気バルブで、奥の大きい方が吸気バルブとなります。
1本約2,000円ですが、吸気バルブと排気バルブでは値段が少し異なり、排気バルブの方が少し高いそうです。
また、バルブは8つあるので全部交換となると16,000円かかりますね。
交換するときは、だいたい全部一緒に変えるそうです
整備としては部品交換やシートカット、すり合わせなどがあります。
シートカット(シートカッターをかける)とは、バルブが上下することによりシート面に徐々にゆがみなどができ圧縮漏れが出たりするので、バルブがきれいに密着するように修正することです。
良くなることはあっても悪くなることはないそうで、一変する可能性があります。このコメントを聞いた際はご注意ください。
また、この作業は特別検査室にて検査員の監視のもと行われます。
すり合わせとは、シート面に合わせて密着度を上げるために当たりを付けることです。
つまりこれらの整備は、圧縮強度を上げるための調整となります。