◆小林:常に必死でしたね。
優勝した年(2018年)は、年明けくらいからずっと調子が良くて優勝戦乗れたり。(優勝戦)乗れなくても自分なりに着が良かったんです。
そんなとき、ケガで長期休んでいたショウタが復帰して、2節目の浜松ですぐに優勝したんです。それを見て”ふざけんなよ”って思いました。なんで1年休んでたショウタがすぐに優勝して、ずっと走ってる俺が優勝できないんだ、って。でも、あのレースが自分の中で感化されましたね。
ま:そこから何か取り組む意識が変わったんですか?
◆小林:練習量や整備量は変わらないけど気持ちが変わりましたね。さらに優勝を視野に入れたレースをしていたと思います。
優勝したことがないので、優勝するということが何かぼんやりしているというか、ちょっと現実味がない感じだったんですが、ショウタの優勝を見て少し現実味が出て取り組めたかな、と思います。
ま:優勝したときはどうでした?
(※2018年6月4日)
◆小林:嬉しい気持ちはもちろんなんですが、嬉しいよりもホッとした気持ちが大きかったですね。やっとひと段落でできたな~と。
ま:その後はコンスタントに優勝決めて、優勝回数は4回となっていますが。
◆小林:一度優勝を経験できたことが大きかったですね。
優勝する前は優勝戦に乗ると肩に力が入ったり、普段やらないことをやろうとしてしまって、変なミスすることが多くなったけど、一回優勝してからは普段通りのレースを心掛けられるようになりましたね。
勝つまでの道のりがなんとなく見えてきて、わかるようになったのかな、と思います。