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選手になったきっかけ~養成所


:養成所生活はどうでした?



◆長田:きつかったです。特に朝が苦手で、実は寝坊した事もあります。
その時同部屋だった友ちん(中村友和選手)が起こしに来てくれたんですが、その時はもう点呼の時間が過ぎてたから教官にめちゃくちゃ怒られて目が覚めました。

自分が怒られたのは当然なんですが、連帯責任でそれ以上に友ちんが怒られてしまって・・・。
俺のせいなのに・・・って申し訳なかったです。

養成所は1日でも早く出たかったですね。
あと、実地訓練もきつかったです。
養成所にいるときは、”選手になるぞ~!”って感じだったんですが、実地訓練に行ったら厳しくて”怖ぁ~!”ってなりました(笑)。

:師匠(岡本信一選手)が厳しかったんですか?

◆長田:師匠もですが、兄貴分の藤岡さん(藤岡一樹選手)が厳しかったです。最初はめっちゃ恐かったです。ガス欠した時と、フライングした時とか・・・とにかくめっちゃ怒られました。

練習の事からレースの事まで、全て見てくれて。2級車の時は”とにかく開けてこい!”とか、”練習でももっと突っ込め!”とか・・・いろいろ指導してもらいました。

:今も怖いですか?

◆長田:緊張感はありますけど、最近やっとプライベートの話しもするようになったり、整備の話とかも聞いてもらえたりして、それが嬉しいです。
最初は怖かったけど、ここまでやってこれているのは藤岡さんのおかげです。

怒るのもキツかったと思うんです。自分もあれだけ怒って指導しろって言われたらキツイと思います。
その時は藤岡さんが自分の事を思ってのことだと思ってはいたんですけど・・・、怖かったなぁ・・・(笑)。

自分が最高ハンになって少しして、藤岡さんと同じレースになった時があって、自分が内枠でスタート残して先着できたんです。初めて同ハンで勝てた~って思ったんですが、次は外から!勝ちたいって思いました。勝つことが恩返しだと思っているので、勝ちたいです。

:前に、師匠に対しても、師匠に勝つことが恩返しだって話していましたね。

◆長田:もし師匠が1着条件で前を走っても抜きます!

:先日その話を師匠にしたら、”そこは逃がしてくれよ”って言ってましたよ。

◆長田抜きます!だって勝ちたいんですもん。それに、恩返しなので(笑)。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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