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【第4回】スタートの奥義(篠崎実・渡辺篤・岩田裕臣・浦田信輔)




【旧型クラッチでジャス トミート・渡辺篤】
現在、多くの選手が採用している新型クラッチ。
うまくタイミングとアクセル操作が決まった時の破壊力は旧バージョンを大きく上回るとされる。
少数派となっている旧型に31期生の渡辺篤は今もなお居心地の良さを感じていると話す。

「自分には新型はどうも合わないですね。練習をしても浮いてしまうことが多いんです。
旧型はその心配がありません。確実さは上だと思いますし、ぱっと掃除をする程度で本番に行けます。

今のオートはスタートが本当に重要です。
遅い人なんていません。

その中でもすごいスタート力があるなと感じるのは鈴木圭一郎ですね。
あと篠原さん、荒尾さんも速いです。

自分の感覚としては地元の浜松ならタイミング05は狙えます。
川口はちょっとためてしまいます。

0メートルのオープンは1枠はあまり好みません。
なんというか時計の針が余計に見えてしまうんです、
自分は5枠から外がいいです。
5秒前ぐらいになると時計よりも前を見たいので外が切りやすいですね。

天気に寄って自分はスタートの切り方は特に変えません、他の選手が戸惑う分、逆に雨の方がスタートを行ける気がしています。
ロード出身の選手がスタートを切れるのは、う~ん、やっぱり小さい頃からクラッチを操作しているからじゃないですか。

あとは車の上で体を前後移動するのが反射的にできることもあると思います」

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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