小さい頃から父親に川口オートレース場に連れて行かれていましたが、当初音はうるさいし、嫌な気持ちで一杯でした。
しかし片平巧選手の存在を知ってから、その圧倒的な強さを目の当たりにして考えは変わりました。
それからは逆に父に連れて行ってくれと頼むように。
他車を寄せ付けないスピード。華麗な捌き。優しい笑顔。まさに最強でしたよね。
数年が経ち、僕がオートレース記者になって初めての取材の時、緊張して選手達になかなか話せませんでした。
そんな僕に気が付いてくれたのか「遠慮しないで何でも聞いていいからね。よろしくね!」と、あの優しい笑顔で逆に話しかけられたのを今でも鮮明に覚えています。
あの時の一言でどれだけ僕が救われたか…。
片平巧イズムはこれからも伝承していく事でしょう。
ずっとずっと見守っていて下さいね。本当に憧れの人でした。
スーパースター片平巧選手のご冥福をお祈りいたします。
島田正友