まだ信じられない気持ちでいっぱいです。
連絡が入った時、全く想像していなかった事だっただけに、一瞬引退と見間違えた程でした。
ロッカーに行けば、また黙々とタイヤを作り、整備をしている姿があるのではないかと。
しかし、本来出場予定だった今開催G2チャレンジカップにその姿はありませんでした。
この仕事を始めて8年。
私から見た片平巧選手は、”まっすぐな人”でした。
オートレースと真正面から向き合い、取り組んでいました。
他の選手のレースをジッと見つめ、多くの選手にアドバイスする姿をたくさん見ました。
そして、たくさんの笑顔を見ました。
心残りは当サイトの「選手インタビュー」というコーナーのインタビューができなかったこと。
何度かインタビューを試みると「次回ね(笑)」との返事に「次は絶対ですよ」と返すのがお決まりになっていました。
私は全盛期の片平選手を見ていません。
しかし、片平選手が多くのファンを魅了し愛されていたか、今も十分にわかるほど語り継がれています。
だからこそ、近年も片平選手が活躍するとファンだけでなくオートレース界全体が盛り上がり、今なおオートレース界の中心人物だったことがわかります。
きっとこの先も、”オートレーサー片平巧”は、いろんなところで語り継がれてそれぞれの中で生き続けていくことでしょう。
片平巧選手、本当にありがとうございました。
どうかゆっくり休んでください。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
オートレースモバイル編集部 まっすぅ