■高橋希
2026年最初のSGは昨年と同じ舞台、浜松オートで全日本選抜オートレースが行われました。
前回大会は青山周選手が圧巻の6連勝で完全優勝を達成。ただ、そこからオート界の流れは変わりつつあり、地元浜松の鈴木圭選手との2強時代から、黒川選手や佐藤励選手を加えた4強時代へとシフトが進む中での開催となりました。
その流れをくむかのように、初日からその青山周選手が3着に敗れる波乱のスタート。
対する黒川選手と鈴木圭選手は順調に白星を積み重ね、5連勝で優勝戦進出。優先順位の差で好枠の1号車を黒川選手が手にしました。
【SG全日本選抜オートレース 優勝戦】
(0mオープン・10周戦)
①黒川 京介 0 3.28
②鈴木圭一郎 0 3.31
③青山 周平 0 3.28
④金子 大輔 0 3.27
⑤長田 稚也 0 3.27
⑥佐藤 励 0 3.28
⑦鈴木 宏和 0 3.29
⑧佐藤 摩弥 0 3.31
ここまで機力劣勢だった青山周選手ですが、下周り整備の効果もあって試走から上昇気配。ただ、前日の準決勝戦で上がりタイム3.322をたたき出した1枠の黒川選手が人気の中心となりました。
朝練習では3回ともスタートを失敗した黒川選手でしたが、レースでは渾身のトップスタート。7枠からカマシスタートを決めた鈴木宏選手を受け止める形で青山周選手が2番手発進。
そして2周回3Cでは、勝負どころを見逃さない青山周選手のイン差しが決まって先頭を奪い、こうなるといつものように大きな壁となって立ちはだかります。
外から何度も形を作りに行く黒川選手でしたが、青山周選手の走りは付け入る隙がなくパーフェクトなブロックを披露。
そのまま最後まで押し切って、通算20回目のSG制覇。SSからのSG連覇。そして昨年からの大会連覇となりました。
時代の流れが大きく変わりそうになるたびに、何度もその圧倒的な強さで流れを受け止める青山周選手。
今大会はNo.1の座を譲らないという鬼気迫るものを感じさせてくれ、これからもそう簡単には主役の座を明け渡してくれそうにありません。