■高橋希
SGオートレースグランプリから、1か月足らずでの開催となったG1ムーンライトチャンピオンカップ。
そのSGに負けず劣らずの豪華なメンバーが参戦となり、5日間の激闘が繰り広げられました。
予選の3日間は不安定な天候に振り回され、良・斑・湿と、さまざまな走路コンディションとなりましたが、有力どころはしっかり準決勝戦に勝ち上がりを決めました。
準決勝戦も外枠勢を中心に優出を決めていましたが、12Rでは4連覇を目指す青山周選手が苦しみながらも2位入線。しかしながら、道中の反則妨害で失権となり連覇は途切れる形となりました。
【G1ムーンライトチャンピオンカップ 優勝戦】
10Mオープン 4100M(8周)
①谷津 圭治 10 3.36
②長田 稚也 10 3.34
③鈴木 宏和 10 3.33
④荒尾 聡 10 3.33
⑤金子 大輔 10 3.35
⑥佐藤 励 10 3.31
⑦黒川 京介 10 3.30
⑧鈴木圭一郎 10 3.30
3枠の鈴木宏選手が注文通りのトップスタートと思いきや、2枠の長田稚選手が突っ張って先行。6枠の佐藤励選手も好スタートを決めて3番手につけ、人気の黒川選手は4番手。
長田稚選手と鈴木宏選手が重なり合う形でレースを引っ張るも、3番手からまとめてかわした佐藤励選手が先頭に抜け出す。
長田稚選手も逆転を狙い何度か仕掛けを試みるが、抑え切った佐藤励選手が最後は後続を突き放してムーンライト初制覇のゴール。
人気を集めていた黒川選手、鈴木圭選手が敗れ、2連単5,250円、3連単は25,490円と、万車券での決着となりました。
優勝した佐藤励選手は、3日目・4日目後に下周りの整備を行い、最終日まで手を動かし続けて見事なレース内容で快勝!
乗り手のテクニックはもちろんですが、スタート力・整備力と成長を続ける佐藤励選手が、次はプレミアムカップ初制覇に挑みます。