今年度最初のG1戦、山陽オートで行われた令和グランドCCの振り返りを。
この開催では地元37期の田中崇太選手がG1初出場となりました。
初日は全レース良走路のコンディションも、2日目は大粒の雨が降る時間帯もあり後半レースは湿走路に変化。その2日目の11Rでは、現・No1の青山周平選手を道中逆転して抜け出した岩見貴史選手が節目の通算500勝達成。2004年7月の選手登録から21年目、29期生の中では7人目の記録達成となりました。
準決勝戦では有力級の黒川選手が落車(他落)の波乱もありましたが、初日から白星を重ねた鈴木圭一郎選手と有吉辰也選手の2名が4連勝で優出。浜松33期の落合巧選手はデビュー8年目でのG1初優出。
優勝戦メンバーは以下のようになりました。
【山陽G1令和グランドCC 優勝戦】(10Mオープン)
①松尾 彩 3.38
②落合 巧 3.35
③森 且行 3.31
④篠原 睦 3.31
⑤佐藤 摩弥 3.34
⑥有吉 辰也 3.33
⑦鈴木圭一郎 3.29
⑧青山 周平 3.30
レースは5枠の佐藤摩選手がトップスタートから逃走態勢。人気の鈴木圭選手が軽快な動きで序盤で2番手まで上がると、3周1Cでは一気に先頭に立ち独走。
しっかりと1番人気に応えて大会連覇・完全Vを果たした鈴木圭選手。昨年末のSS王座決定戦以来の今年初Vとなり、インタビューでは「やっと勝てました」と安堵の様子も。山陽走路では6度目のG1制覇となりました。
今年8度目の優出でようやく初優勝を決めており、ここから勢いに乗ってSGオールスターでは大会5度目のVに期待が集まります。