■吉田修叶
自分の方からは3月27日から開催された山陽G2ミッドナイトCCの振り返りを。
特別G1プレミアムカップから転戦の選手も多く、遠征勢からも黒川京介選手、鈴木宏和選手、篠原睦選手など豪華メンバーが参戦。
予選道中では地元の丹村飛竜選手が連勝で勝ち上がり、このまま突っ走るのかと思われましたが、選抜予選でまさかのフライング失権。かなりの仕上がり度だっただけに、残念な結果となりました。
準決勝戦は浜野淳選手の落車、田中茂選手の反妨などアクシデントもありましたが、優勝候補の黒川選手が3.318の超抜タイムで快勝。優勝戦は黒川選手を誰が止めるのか、注目を集めました。
【G2ミッドナイトチャンピオンカップ 優勝戦】
※10mオープン 8周回
①山本 将之 3.27
②高宗 良次 3.27
③小林 瑞季 3.27
④岩見 貴史 再3.35
⑤松尾 啓史 再3.28
⑥篠原 睦 3.27
⑦黒川 京介 3.27
5人の選手が試走3.27の好タイムをマークしており、スタートがかなり重要になる優勝戦となりました。
そのスタート展開は2枠から高宗選手がトップスタートを決め、小林瑞選手、大外から黒川選手が続く形に。序盤は小林瑞選手、黒川選手の攻防が行われるも、6周回で黒川選手が競り合いを制して2番手に浮上。その勢いで最後は7周回3Cで高宗選手のインに切り込み優勝のゴール。
この大会は初制覇、G2通算では5度目の優勝を決めました。
前検日に話を聞いた際は「プレミアムカップ優勝戦も状態は良かったけど、技術不足…。練習するしかないですね」と、特別G1プレミアムカップ優勝戦での結果には、悔しさをにじませながら答えてくれました。
終わってみれば節間4勝の活躍で優勝を決め、最大の武器でもあるスタート力には改めてすごいと実感しました。