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山陽G1スピード王振り返り


■青山博亮
先月中旬に行われた山陽G1スピード王決定戦。現オート界2強を筆頭に、連覇を狙う佐藤励選手など好メンバーが揃いました。
9連勝での山陽入りとなった青山周平選手は初日からしっかりと勝ち切り自身8度目の10連勝達成。その青山周平選手と鈴木圭一郎選手、金子大輔選手のトップランカー3名が3連勝で準決勝戦進出を決めました。
その準決勝戦は走路状況が一変となり湿走路のコンディション。先行車有利の流れが目立ち、青山周平選手・鈴木圭一郎選手は共に準決勝戦で敗退と波乱の結果に。優勝戦メンバーは以下のようになりました。

①緒方浩一 10
②岡部 聡 10
③浜野 淳 10
④丹村飛竜 10
⑤篠原 睦 10
⑥佐藤貴也 10
⑦佐藤 励 10
⑧金子大輔 10

自身3度のグレード制覇は全て山陽走路と相性抜群の佐藤励選手が大会連覇を狙う1戦となりました。

優勝戦当日の朝、前夜からの雪の影響で1~2Rが中止となり3Rから開始。
午前中は降ったり止んだりを繰り返した雪も、お昼過ぎ頃に止み優勝戦の時間帯には良走路に回復。

レースは1枠の緒方浩一選手がトップスタートからペースを上げるも、8枠から好スタート決めた金子大輔選手が一気の仕掛けで2番手に上がると、4周1Cでは逃げる緒方選手をとらえて約6年3か月ぶりのG1制覇

10mオープン8枠を見事に克服して自身6度目のG1制覇を果たした金子大輔選手。近況はグレードレースでも優出続きの活躍が見られていますが、「優出だけでなくそこ(優勝戦)での結果を求めたい」とより高い意識が見られます。
今年は早くもグレード2Vと近年はさらに強さを増している印象があります。
今回の川口G1開設記念グランプリにも出場予定となり、G1連覇に向けての走りにも注目となりそうです。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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