トップ

【無料記事】
SSトライアル~王座決定戦振り返り


■青山博亮
2025年あけましておめでとうございます。今年もオートレースおよびオートレースモバイルをよろしくお願いいたします。
早速、新年最初のG1シルクカップが開幕となりますが、まずは年末に行われたSSの振り返りから。

我々報道陣が前検日のロッカー入り直前にSSトライアル組の木村武之選手が私病での欠場との報。早速波乱ムードも、目下14連勝中の青山周平選手が最多連勝記録更新&大会連覇に向けて大きな注目が集まりました。

初日から現オート界2強(青山周平選手・鈴木圭一郎選手)の直接対決となりましたが、その2強対決は青山周平選手が見事に制して15連勝。連勝街道を突き進む青山周平選手は2日目も制して自身最多タイとなる16連勝を決めました。
しかし3日目のトライアル12Rでは、鈴木宏和選手がトップスタートから8周回押し切り、青山周平選手は4着に敗れ連勝はストップ。SG日本選手権に続き、またしても連勝を止めたのは鈴木宏和選手でした。

4日目のSSトライアル11Rでは、8枠から内枠勢を飲み込むトップスタートを決めた黒川京介選手がインパクト絶大のレースで見事王座決定戦進出。上がりタイムは3.310と自己ベストを更新。
続く12Rでは、荒尾聡選手・有吉辰也選手・佐藤貴也選手の3名が落車のアクシデント。
しかし有吉選手・佐藤貴選手は他落の判定で(3日間の平均競走得点率で)王座決定戦進出。激闘を勝ち上がった8名と枠番は以下の通りになりました。

【SS王座決定戦】
①青山 周平 0
②鈴木圭一郎 0
③有吉 辰也 0
④黒川 京介 0
⑤金子 大輔 0
⑥佐藤 摩弥 0
⑦鈴木 宏和 0
⑧佐藤 貴也 0

逆転で首位通過を決めた青山周選手は1番権利で1枠を選択。2番権利の鈴木圭選手は初日同様で隣の2枠を選択。7番権利の佐藤貴選手は8枠を選択。8番権利の鈴木宏選手が1個内の7枠に入りました。
鈴木圭選手は以前までならセンター枠を取るイメージもありましたが、2枠を選んだことについては「以前のようなスタートが切れていないのと、今回の(統一)タイヤと消音マフラーで前を抜きづらいことも踏まえて」とのこと。その判断が吉と出たようです。

そして迎えたSS王座決定戦。人気は2強に集中も、1枠の青山周選手がスタート空回りでまさかの7番手発進。2枠からトップスタートを決めた鈴木圭選手が最後まで2番手以下を寄せ付けずに大会3度目の制覇

2024年はなかなかSGの優勝に手が届かなかった鈴木圭選手でしたが、年末の大舞台を制して逆転年間賞金王年間114勝と不滅の記録をマークとなりました。その鈴木圭選手は今回のG1シルクカップには斡旋されていませんが、1月6日の地元開催から2025年の初陣。今年の目標については「可能性があるなら100V(現在83V)を目指したい」と話しており、単純計算で3か月4回のペースで優勝を重ねれば、年内大記録達成も見られそうです。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
(C)2025 CYBIRD