■青山博亮
開催終盤は台風の影響が心配されたG1ダイヤモンドレースでしたが、想定よりも進行速度が遅く、連日概ね良走路で行われました。
今大会は先日のSGでも名勝負を繰り広げた青山周平選手と鈴木圭一郎選手の2強が参戦。昨年大会でG1初優出・初優勝を果たした長田稚也選手は大会連覇をかけての戦いとなりました。
優勝戦メンバーは以下の通りになりました。
(※10mオープン)
①小林 瑞季 3.32
②長田 稚也 3.28
③佐藤 励 3.31
④中村 雅人 3.31
⑤荒尾 聡 3.31
⑥有吉 辰也 3.34
⑦鈴木圭一郎 3.30
⑧青山 周平 3.30
オールS級選手が揃うも、初日の選抜予選と同様10mオープンの番組構成となりました。
レースは10mオープンの角度を生かして1枠の小林瑞季選手がトップスタート。追走展開の長田稚也選手が4周3Cで小林瑞季選手のインに飛び込むも、ややふところが空いたところを小林瑞季選手がすぐさま差し返して先頭に立つ。
6周1Cでは再度体勢を作って長田稚也選手が先頭奪取も、6周3Cで再び差し返した小林瑞季選手が最後まで先頭を守りきり1着ゴール。
大会連覇を狙う長田稚也選手とのデッドヒートを制して、見事3度目のG1制覇を決めた小林瑞季選手。
通算9回の優勝のうち3度がG1優勝と、大舞台での勝負強さが光ります。
今回のG1ムーンライトは非斡旋となりますが、今後の活躍にも期待したいところです。