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2024年前期新ランク/新人37期の活躍・SSへの道ポイント変更


■ジェット社
ここ数年のオートレース界は、みなさんもご存じの通り、2強(青山周平選手と鈴木圭一郎選手)が席捲しています。がしかし、私個人的には去年の年末から3強時代が始まったと睨んでいます。

2強に対し、一時は荒尾聡選手、中村雅人選手、永井大介選手、高橋貢選手らが、大きく立ちはだかるシーンがありましたが、今では黒川京介選手が頭角を現し、2強と肩を並べる存在となりました。もう「3強時代」と言っても大げさではないと思われます。

黒川選手は、2021年からSG戦線で2強に割り込む走りができており、去年の年末のSS王座決定戦では、2強の間からトップスタートを切り、レースの主導権を握りました。
この時は1~2コーナーが濡れおり不安定走路で3着に終わりましたが、良走路であれば10周戦でも1着を取れるスピードは十分に持っていました。
そして、記憶に新しい今月上旬に行われた山陽G2若獅子杯では、10Mオープン戦でしたが、鈴木宏和選手の外から先行し、背後に青山選手と圭一郎選手が付けながらも、先手で突破して、2強を大きく引き離して優勝しました。

このように黒川選手がSGを制覇するのは時間の問題かと。

今回のSG全日本選抜で、さっそく3強時代を目の当たりにするかもですよ(笑)。


■青山博亮
沢さん、ジェット社さん、今回もよろしくお願いします。
先日行われていた伊勢崎開催では37期養成所最優秀賞の浅倉樹良選手がデビュー初優勝を飾りました。史上13人目の10連勝達成でデビュー最短優勝記録(22日)までも更新。まさに怪物新人の誕生となりました。

その浅倉選手の他に養成所優秀賞の2名(森下輝選手・福岡鷹選手)もデビュー節を全勝。全体で見ると12名中7名がデビュー節での1着取りを決めました。
近年に見ない粒揃いの新人37期生。底知れない可能性を秘めているだけに、これからの活躍にも目が離せません。

そして今年もSSへの道がいよいよ始まります。2024年最初のSG、全日本選抜の開幕にあたり、SS出場選手選考基準の変更が発表されました。

【変更点・1】
SGレース優勝戦得点表の得点設定を変更
(変更前)
着順 得点
2着 15
3着 10
4着 7
5着 5
6着 3
7着 2
8着 1
責外 2
責任 0

(変更後)
着順 得点
2着 10
3着 8
4着 7
5着 6
6着 5
7着 4
8着 3
責外 4
責任 0

【変更点・2】
特別G1プレミアムカップ優勝戦得点表において4着以下の得点を新設するとともに得点設定を変更
(変更前)
着順 得点
1着 10
2着 5
3着 3
責任 0

(変更後)
着順 得点
1着 10
2着 8
3着 6
4着 5
5着 4
6着 3
7着 2
8着 1
責外 2
責任 0

【変更点・3】
各地区競走成績第1位者の選考審査回数を36回以上出場に変更
(変更前)
18回以上

(変更後)
36回以上

SG優勝戦ポイントは2着から8着の差が14点もあった昨年と比べると、今年からは点数の幅が縮まり、8着でも3点の付与となりました。
そして、特別G1プレミアムカップは昨年までは3着までしかポイントの付与がなかったですが、変更後は8着までポイントが与えられるようになりました。
これにより、全体的なボーダーが上がってくることは間違いなさそうです。今年は果たしてどんなポイント争いのドラマが繰り広げられるでしょうか。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
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