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浜松G1スピード王振り返り


■沢朋之
初日~2日目後半までが湿走路となった浜松GIスピード王。

3日目準々決勝戦では地元・山浦博幸、金田悠伽、栗原佳祐らが勝負駆け成功となるも、ハンデ重化した準決勝戦ではいずれもあえなく敗退(今回ほどハンデ据え置きを願ったこともなかったが)。優勝戦は青木治親をインに置いての10Mオープンに。

好位置③枠から人気の一角・伊藤信夫(試走3.26)がトップスタート。大外・⑧鈴木圭一郎もカマシ発進決まりバック4番手まで。ここから前を行く②藤波直也、⑤佐藤摩弥をマクリでかわし、最後は4周1Cで伊藤をイン差しかわして…と、終わってみれば地元S1の圧勝劇だった。

そして昨日(1/16)に発表となった2024年度前期ランキングについても少々。
青山周のS1復帰はいわずもがな。鈴木圭と共に変わらずのトップを形成することとなったが、黒川京介のS3は印象的。もちろん先日の若獅子杯Vは審査対象期間外であり、昨年後半の安定した動き・成績ゆえのランクアップ。6月までのさらなる活躍次第では、さらにこの上のランクも…と期待させる。

S級選手の分布に目をやれば、川口14名、伊勢崎10名、浜松・飯塚各9名、山陽6名と、川口勢の充実ぶりが目立つ。これには晴雨とも時計の出る現走路状況も味方しているか。

初S級となったのは川口・佐藤励(S15)、伊勢崎・伊藤正真(S21)の両名。共にいきなりS級でも上位に食い込んだのは賞賛に値するが、普段のレースぶりはまだまだムラの多さ否めず、S級上位定着を目指しての成績安定に期待したい。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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