■沢朋之
元旦の能登半島地震による被害は2011年の東日本震災を彷彿とさせるもので、被害状況を見るにつけ心が痛むばかり。被害に遭われた方々には心よりお悔やみお見舞い申し上げると共に、一日も早く元の生活に戻れるよう願ってやみません。
さて、オートレース界では今月から各地で37期ルーキーたちが続々デビュー。
緒戦となった12日からの川口では2日目に山口航太選手が、3日目には菅原すずの選手が初1着。
13日初日の飯塚では石橋啓士選手、福岡鷹選手が共にデビュー戦1着、15日からの浜松では森下輝選手がこちらもデビュー戦1着と、早くも続々と初勝利の報が。
デビュー戦は80M前のハンデ位置からであり、普通に乗れば勝てるはず、とも考えがちだが…ところがぎっちょん。初めてファンの前で走ることをはじめ、初レースへの様々な精神的重圧が入り混じり、スタートから道中の軌道(コース取り)、グリップの開閉など、全てがうまくいくことはまずなく、終わってみれば惨敗…というのがままあるのもデビュー戦なのである。
中でも特に目立つのは飯塚・福岡選手の破竹の快進撃。デビュー節を土つかずの3連勝。3日目の上がりタイム3.397はデビュー節の2級車としては驚異的で、次のレースを早く見てみたい(ちなみに1/29~飯塚)という思いを抱かせる。
浜松で今回のルーキー両名(森下選手、北市唯選手)の動きや取材の受け応えを見て想像するのは、養成の厳格化だ。直近の期生と比較するわけではないが、デビュー節にして、乗り方も人間性もある程度出来上がっている選手が多いのを肌で感じる。
これには養成所サイドに「よりしっかりとした選手・人間としてデビューさせたい」という強い意志方針があったものと推測するが。
現時点ではまだデビュー前の選手も多い37期生ではあるが、全体として今まで以上に早いペースでのランク上昇やタイトル獲得などが期待できそう、とみている。
■ジェット社
はじめに、「能登半島地震」で被害を受けた方をはじめ、また親族の方には、心よりお悔やみとお見舞いを申しあげます。1日でも早く復旧できることを心よりお祈り申し上げます。川口オートレース場では、総合案内所の前に義援金箱の設置がされています。ぜひ皆様にご協力を頂けたら幸いだと思います。
さて、37期生がデビューしました。
35期(デビュー遅れは除く)以前は、だいたい走路温度が高い6月や7月にデビューすることが多かったので、36期以降は冬場にデビューした分、多少は上がりタイムが出やすいのはあります。がしかし、それでも優秀な逸材が多いと感じますね。
川口では、1月12日から山口航太選手と菅原すずの選手がデビューしました。ともにコース取りがしっかりしており、乗りっぷりも良いです。1節目からこの走りができているだけに、すぐにハンデが重化されそうですね。
そして飯塚の福岡鷹選手。かなりの秀才だと思います。
デビュー戦から3連続勝利。しかも上がりタイムは3.397まで出ました。一期先輩の36期の栗原佳祐選手でも、デビュー一節目ではここまでタイムは出ませんでした。
この他にも、当原稿を書いている時点でデビュー戦を走っている森下輝選手、石橋啓士選手、北市唯選手らもポテンシャルを感じます。
これからデビューを迎える選手達にも注目が集まります。特に1月25日から伊勢崎でデビューする浅倉樹良選手など特に注目されそうですね。別にプレッシャーをかけるつもりはありませんが(笑)。
これから37期生がどう羽ばたくのか?すごく楽しみです。