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SSトライアル出場選手/飯塚ファン感&浦田信輔完全復活へ


■ジェット社
先日アップさせて頂いた「ジェット社の車券戦術サミット」と被ってしまう内容もありますが、私の方からは、年末のスーパースター王座決定戦トライアル出場選手16名のお話を。

11/5(日)に行われたSG日本選手権でついに16名が決定しました。

SG日本選手権前のボーダーは1点でした。そんな中、長田稚也選手と高橋貢選手らの逆進劇があり、ボーダーが一気に5点に跳ね上がりましたね。例年にない、すさまじいSG日本選手権だったと思います。

永井大介選手は1点しかありませんでした。8月の落車事故で怪我を負い、わずか約2か月で復帰。まだ体が慣れていない状況だったと思います。そんな中、優勝戦で3着に入り、復帰間もないのにここまで走れるのは素晴らしいの一言でした。

次に長田稚也選手の底無しのポテンシャルにはビックリさせられました。今年は飯塚G1ダイヤモンドレースを制していますが、この時は10Mオープンだったので、0Mオープンは未知数でした。優勝戦は8番手発進から4着。スタートは関係なく、自在のさばきと溢れるスピードで、この選手には常識が通用しないと痛感しました。

高橋貢選手もカッコ良かったです。準決勝では先頭集団が競り合っている中、糸を縫うように抜け出して2着通過。優勝戦は8枠と厳しい位置だったのですが、1周回2コーナー立ち上がりで伊藤信夫選手佐藤摩弥選手をインからすくって2車抜きを決め、結果は5着でしたが、8枠から4番手まで浮上したテクニックはさすがでした。

もう皆さんもご存じだと思いますが、SS出場選手16名は以下の通りとなりました。

■今年のSG優勝者
・鈴木圭一郎(全日本選抜、オールスター)
・青山周平(グランプリ、日本選手権)

■各場競走成績第1位者
・中村雅人
・有吉辰也
・松尾啓史
※鈴木圭一郎と青山周平はSG優勝者と重複

■今年のSG及びプレミアムCの優勝戦のポイント獲得上位者
・金子大輔
・佐藤摩弥
・黒川京介
・荒尾聡
・永井大介
・伊藤信夫
・鈴木宏和
・長田稚也
・西原智昭
・佐藤貴也
・高橋貢

この16名で、今年最も強い選手を決める大晦日の「SS王座決定戦」に挑むことになります。
まだ気が早いですが、今年SGを2冠ずつしている圭一郎選手と青山選手の2強対決に注目が集まります。
特に青山選手は2019~21年まで3年連続優勝していました。がしかし、去年は圭一郎選手が見事に優勝しました。青山選手は川口新走路と消音マフラーの兼ね合いに苦労していました。今年はうまく合わせられるか?
さぁ、今年はだれが「王座」となるのでしょうか!?今から楽しみです。


■吉田修叶
自分からは、約4年ぶりに開催された飯塚オートファン感謝祭と常勝・浦田信輔完全復活の話を。

ファン、選手、関係者の協力で盛大に盛り上がり、大成功に終わった飯塚オートファン感謝祭。
私自身も最初から最後まで参加させて頂き、普段のロッカーとは違う選手の一面を見ることができて、とても新鮮な気持ちになりました。
有吉選手荒尾選手らの中心選手には、多くのファンの方達が集まってサインや記念撮影を求めての長蛇の列ができていました。

その中でも一番人気だったのは、地元総大将の浦田選手。メインステージの裏側で一人一人に丁寧に対応している姿が印象的でした。
そのファンの声援を力に変えて、2日後から開催された日中開催では見事に優勝を決めてくれました。
今年は1月の初めに浜松で優勝を飾るも、その後は不調で、高い整備力を持ってしてもエンジンの仕上げに苦戦。明るい転機が訪れたのは、前節のSG日本選手権。
ここでヘッド交換を行って、エンジンの気配が一変。初日のレース後に浦田選手の口からも「浜松でヘッド交換をして良くなりました。全体的に違いますね」地元に戻っても変わらずの手ごたえを感じていました。

最近の飯塚オートは、新鋭の中村杏亮選手長田稚也選手の活躍が目立ち、次世代のエース候補の選手達も着実に成長しています。
それでも飯塚のファンは、常勝・浦田信輔の完全復活を待ち望んでいます。まだまだSGやG1で他を圧倒する浦田選手を見たい、そう思っているファンも多いのではないでしょうか。今大会の浦田選手の走りにも要注目です!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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