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グレードレースでのハンデ重化/10月の川口オートレース場


■沢朋之
前回の当欄でグレードレースでのハンデ重化を再考すべきと書いたが、近況(予選や一般戦レベルでは)ハンデを引っ張られてもしぶとく粘る、もしくは逃げ切る軽ハン勢が多くなってきているのも確か。

特に33期以降の若手の急成長ぶりが目立ち、ファン側から常に挙がるご意見としての「SG・GIの優勝戦はいつも同じメンバーばかり」という件については、徐々に崩れてきつつあるのではと思う今日この頃。今回の伊勢崎ムーンライトを見ていても、随所に世代交代の息吹を感じた。

この要因としては、まず開催数の増加が挙げられると思う。やはりレース数をこなせば、ライディングもスタートも、そして整備の成長も早まろうというもの。
体力的には大変だが、連日汗を流しながら技術を会得していく若手選手たち。日々の精進がグレードレースの現場でも徐々に花開き始めているのを強く感じる昨今なのである。

先日初GI優出にして初Vを遂げた飯塚・長田稚也選手を筆頭に、33期の出世頭・中村杏亮選手や、ムーンライトでも存在感示した伊藤正真選手のさばく腕前も急上昇。
同じくムーンライトで初グレードレース優出を遂げた石川哲也選手、そして言わずと知れた佐藤励選手…。
彼らがグレードレース優勝戦の常連組となってくるのも、そう遠い将来のことではなさそうだ。そんなヤング勢の活躍・急成長ぶりを楽しみに、ここから年末にかけてのグレードレース戦線を見守りたい。


■ジェット社
私の方からは10月の川口オートレース場のイベントと日程についてのお話を。

まず10月の川口オートレース場は日中開催の2開催(計8日間)のみの開場で、飯塚G2オートレースメモリアルと、浜松SG日本選手権の初日を含めて、場外発売は一切ありません。川口オートがホームのお客様は、今のうちにご承知おき下さい。

理由は、27日(金曜日)~29日(日曜日)に行われる「川口市市産品フェア2023開催」があるためです。

内容は↓
・市産品展示会
・花と緑の販売コーナー・飲食店舗コーナー
・産業団体等紹介コーナー
・飲食店舗コーナー
・講演会、セミナー等
・出展者プレゼンテーション(WEB)
・ものづくり体験教室(技能フェスタ)など

などなど、盛りだくさんとなっています。

2020度から川口オートレース場は、他場の場外発売はグレードレースのみとなり、他場の普通開催の場外発売はしておりません。
そんな中、伊勢崎オート様、浜松オート様、飯塚オート様、山陽オート様は、川口の全開催の場外発売を引き続きして頂き、私なんぞがお礼を言う立場ではありませんが、すごく嬉しく思っております。

グレードレースのみ場外発売をしていた川口オートレース場ですが、近年はグレードレースすら発売しない状況になっております。

今回の「川口市市産品フェア2023開催」は27日~29日の期間です。
G2浜松記念は10/5~9日、飯塚G2オートレースメモリアルは10/14~18日、SG日本選手権は10/31からなので、他場のグレードレースの場外発売は可能だと思われたのですが、おそらく準備作業と後片付けに相当な期間が必要なのか、もしくは工事のスケジュールが入ったのか、そのあたりはわかりませんが、他場のグレードレースを発売しない機会が増えています。

何はともあれ、私個人的な意見ですが、飯塚G2オートレースメモリアルと、オートレースの最高峰である「SG日本選手権」の場外発売の日程に合わせて欲しかったですね。
川口オートレース場は、他場様にほぼ全開催売って頂いているのに、川口はついにSG(初日のみですが)まで売らなくなったことはショックです。

オートレースをけん引する立場の川口ですが、ついに最高峰である「SG日本選手権」を販売しないというのはインパクトが走りましたね。
おそらく去年の年末ぐらいに日程が決まっていたと思います。その時の意図と、それからの経緯の理由次第では納得できますが、細かい説明がないので私個人的に不満が爆発してしまった次第です。

鈴木圭一郎選手や黒川京介選手などを輩出したポケバイイベントも無くなったし、モータースポーツのメッカとして、ロードレースのイベントもやっていましたが、近年は(走路の問題もあるかもしれませんが)このようなイベントも無くなりました。

モータースポーツと別枠のイベントに力を入れるのも良いかもしれませんが、せめてイベントをする際は、その機会にオートレースを見て頂き、オートレースの発展につなげて頂きたいと思いますね。
今回はまったく別枠でイベントが実施されるため、オートレースの存在すらわからない方も多そうで、すごくもったいないかと。

以上、今回はジェットの独り言でした。聞き流して下さい。

はあ・・・、来年の川口オートレース場の日程が恐いです(苦)。もっと日程を減らないことを願うばかりです。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
(C)2024 CYBIRD