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飯塚G1ダイヤモンドレース振り返り


■青山博亮
今年で第66回を迎えた飯塚伝統のG1ダイヤモンドレース。
初日の朝練習の時間帯に雷鳴が轟くと共に豪雨となり、初日の1Rと2Rが天候不良により中止に。その初日と3日目も不安定な走路コンディションとなり、有力どころの金子大選手・中村杏選手・篠原選手・松尾啓選手・佐藤摩選手・木村武選手といった面々が準決勝戦進出ならずといった波乱も見られた今開催。

初日から難しいコンディションを勝ち上がり、優勝戦進出を決めたのは以下のメンバーとなりました。
①高林  亮 10(3.36)
②長田 稚也 10(3.35)
③岩見 貴史 10(3.35)
④加賀谷建明 10(3.36)
⑤有吉 辰也 10(3.33)
⑥早川清太郎 10(3.32)
⑦荒尾  聡 10(3.32)
⑧青山 周平 10(3.32)

青山周平選手が大会連覇へ。
長田稚選手がG1初優出。高林選手は約10年半ぶりのG1優出を決め、G1初制覇をかけての戦いとなりました。

レースは2枠の長田稚選手がトップスタートを決め、3枠の岩見選手も好スタートから2番手に付ける。課題のスタートを決めて絶好の展開に持ち込んだ長田稚選手が一気にペースを上げると、そのまま8周回先頭を守りきり優勝ゴール。

G1初優出・初優勝と、ここにニューヒーローが誕生。
レース後引き上げるとヘルメットを脱ぐ前から目には大粒の涙が浮かんでいました。

ここ最近の活躍から西日本の次代エース候補との呼び声もありましたが、その期待に違わずの走りを見せて地元で嬉しい初タイトルを獲得。ちなみに兄の長田恭徳選手(2020年山陽令和グランドCC覇者)もG1初優出・初優勝でした。これで兄弟揃ってのG1ウィナーとなり、長田兄弟の今後の活躍にも期待したいところ。

また、長田稚選手の同支部同期の藤川竜選手・石本圭耶選手・道智亮介選手もこの開催で揃ってG1初勝利を飾っており、ここからさらなる飛躍にも期待したいところです。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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