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ギャンブル等依存症問題啓発週間/伊勢崎新走路


■ジェット社
5/14日~20日はギャンブル等依存症問題啓発週間になります。
「ギャンブル等依存症」については、以前にも語らせて頂きましたが、タイムリーな事案なので、この場を借りして再度お話したいと思います。

ちなみに今回は項目を絞り、内容を掘り下げて、パワーアップさせた文章になっております。使い回しではないので、以前読んで頂いた方もご覧ください。

はじめに「ギャンブル等依存症」とは、あるメディアの文章を引用させて頂きますと、原則は「ギャンブル等にのめり込んでコントロールができなくなる精神疾患の一つ」、また、これに付随して「自身や家族の日常生活又は社会生活に支障を生じさせること」などとあります。
これは公営レースだけではなく、パチンコ・パチスロ・株・投資・FXなども共通することだと思います。

この「ギャンブル等依存症」について、私は専門家ではありませんので、私個人的に思っている話となってしまいます。そこはご了承ください。そんな中、少しでも参考になれば幸いです。

今回は、私がもっとも重要だと思えるポイントを3点あげさせて頂きます。

【1】小遣いの範囲でやる
まず、言うまでもない事ですが、使ってはいけないお金まで手を出して、オートレースをしてはいけません。
お金が簡単に増える仕組みなんて世の中には存在しませんし、もし増える可能性があるとすれば、それなりにリスクがあるものです。

「今月の家賃が払えるか?」「一攫千金で借金を返せるか?」など、思われる方がいるかもしれませんが、もし負けた場合は取り返しがつかなくなりますし、後悔がすごく残ると思います。
仮にもし当たったとしても、その場しのぎだけであって、ますます依存度が高まり、さらに悪循環になる恐れがあります。

よって、「お小遣いの範囲でやる」。これは絶対的な境界線だと思います。使ってはいけないお金に手を出そうとしたら、どうか冷静になって踏みとどまって下さい。

私個人的な考えですが、家族や大切な人の顔を思い浮かべたり、仕事でよりお金を稼ぐ方法を考えたり、いろいろ感情修正ができることがあると思います。

【2】買わない勇気を持つ
どの選手が来るか解らないレースでも、大金を入れてしまう方がいると思います。本来は、自分が自信をもてるレースを選んで買うようにすれば、少しは出費を抑えられ、よりレースを集中して堪能できると思います。

また、もし買わなかった時に「買っていれば当たっていた」など思われる方も多いと思います。
しかしそれは「この選手は恐い」「あの選手も恐い」など、何十通りの思考がある中で、結果を見た時に「買っていれば当たっていた」と思ってしまう方が多いと思います。
この事から、買わないと不安になり、全てのレースに手を出してしまう方が多いと思います。

このようなことから、負け金が膨れ上がり、思ったよりも損失がでてしまうことがあると思います。

【3】負けを取り返そうとしない
負けている時は「取り返そう」と思わない方が良いと思います。「取り返そう」と思うと、賭け金が倍になったり、オッズの良い所ばかりに気が取られ、本来の予想からズレてしまう傾向があります。

また、「取り返そう」という思いがあると、先ほども触れたように使ってはいけないお金に手を出すこともあるかと思います。
そんな時は、冷静になって「その日は、その日!」「勝つ日もあれば、負ける日もある!」と、割り切って考えることが大切だと思います。

最後に、前回はこの他にも項目を挙げさせて頂きましたが、今回は上記の3項目に絞って、深堀りして述べさせて頂きました。
何はともあれ、予定していた軍資金の範囲で、ほどよく楽しむことが大切だと思います。お客様達がオートレースとうまく付き合って頂き、末永くオートレースを楽しんで頂けることを深く望んでおります。


■高橋希
いよいよ伊勢崎も走路改修が終わり、5月1日から新走路で本場開催が再開されました。
アフター3日間、ナイター3日間が連続しての6日間となりますが、この記事を書いているのがまさにその開催の真っ最中。
新走路のことをいろいろな選手に聞いてみましたが、「違和感ない」という人もいれば、「新走路の影響で全くダメ」という人もいて、今のところは明暗を分けているようです。
やはり「黒潮がしっかり定着してくれないとですね…」とのことで、走路が落ち着くにはもう少し時間がかかりそう。

とはいえ6月の頭にはG2稲妻賞も控えているだけに、より多く走れる地元勢有利とはなりそうな予感ですね。

全国5場の中でも様々なイベントを駆使して最も大きな盛り上がりを見せている伊勢崎オート。
3カ月後の8月には毎年恒例となっているSGオートレースグランプリも控えているだけに、その頃には走路も落ち着き大観衆の中で白熱した攻防が見られそうですね。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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