■青山博亮
【山陽プレミアムカップ振り返り】
2022年度の最後を締めくくるグレードレース開催。全国No.1の鈴木圭一郎選手が準決勝戦で姿を消す波乱もありましたが、優勝戦のメンバーは以下のようになり、全場からファイナリスト8名が出揃いました。
①金子大輔 0
②青山周平 0
③高橋 貢 0
④荒尾 聡 0
⑤篠原 睦 0
⑥鈴木宏和 0
⑦若井友和 0
⑧松尾啓史 0
青山周平選手が大会連覇へ。鈴木宏和選手はグレードレース初制覇へ。そして高橋貢選手はG1最多優勝記録更新をかけての戦いとなりました。
近況の枠番選択は比較的内側から埋まるパターンが多かった印象でしたが、この時は1番選択の高橋貢選手が3枠を選択。2番選択の金子大選手は1枠を選択。3番選択の荒尾選手は4枠を選択。4番選択の篠原選手は5枠を選択。青山周選手は5番選択にして空いた2枠に入るなど、思わぬ駆け引きも見られた枠番選択となりました。
優勝戦は湿走路での決戦に。注目のスタートは2枠の青山周選手がトップスタートを決めるも、1コーナーはやや流れてしまい金子大選手がうまく立ち回り先頭に立つ。荒尾選手も1周3Cでインから2番手に上がると、2周3Cでは逃げる金子大選手をかわしてそのまま1着ゴール。
優勝インタビューでの「去年の年末くらいから調子を落としていて、1着すら取れない状態が続いていた」との言葉通り、優勝戦までは(今年)33走してわずか4勝と苦戦が続いていた荒尾選手。
「プレミアムカップはなかなか縁のない大会だったので獲れて嬉しい」と、大得意な雨を味方に付けて見事、大会初制覇となりました。