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川口G1開設記念グランプリ振り返り


■ジェット社
記憶に新しい川口GI開設記念を振り返ります。
3日目の準々決勝は雪により中止となりました。本来、グレードレースは順延枠を設けるのが定番なのですが、工事の関係か?3日目は完全中止となり、準決勝は2日間の得点上位者が進出するという形に。

そんな中、優勝戦は10Mオープンで以下の番組で行われました。
[10Mオープン戦]
①鈴木 宏和(3.29)
②加賀谷建明(3.29)
③小林 瑞季(3.32)
④永井 大介(3.28)
⑤中村 雅人(3.26)
⑥高橋  貢(3.29)
⑦早川清太郎(3.27)
⑧青山 周平(3.27)
※()内は試走タイム

優出した選手は全員S級選手だったのですが、やはり青山周平選手の存在が大きかったのでしょう。今年も10Mオープン戦となりました。

オッズはセンター枠に入った永井選手、底力はオート界ナンバーワンの青山選手、そして追撃力があって試走タイムが出ていた中村雅選手の3車で売れていました。
それでも一番人気の4-8-5は、28.9倍もありましたから、オッズが割れていましたね。10Mオープン戦であるため悩ましいレースとなりました。

レースは1枠の鈴木宏選手がトップスタート。2枠の加賀谷選手は空回りし、3枠の小林瑞選手は試走劣勢だったこともあり、1周回2コーナーでは永井選手が2番手。これに鋭発を決めた青山選手が乗って3番手に付ける展開に。

早くも1周回3コーナーでは、永井選手が勢いそのままに鈴木宏選手をインからかわして先頭に。青山選手は3番手から虎視眈々を浮上を図る構図に。

レース中盤には、青山選手選手が鈴木宏選手を攻略して2番手に上がり、4番手に付けていた中村雅選手も猛追を開始。
しかしレース終盤では青山選手が滑りだしました。それゆえ中村雅選手が難なく青山選手をとらえ、後方からジワジワと追い込んでいた早川選手も青山選手をかわして、結果は4-5-7となりました。

3連単は15,550円と今年も高配当になりましたね。

青山選手は消音マフラーの実績もあるのですが、現在の川口は新走路との兼ね合いもあるので、その辺で苦労をしていた様子でした。
永井選手は実績のあるクランクに交換するなど、地元開催が続いた分、いつも以上に整備に専念でき、しっかり整えられた模様でした。

私個人的には、久しぶりに永井選手のグレードレース制覇が見れて嬉しかったです。今度はSGでも魅せて欲しいですね。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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