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36期デビュー


■沢朋之
この2/4からの浜松開催では地元36期生3名がデビュー。
前節の練習参加からそれぞれのお顔は拝見していたものの、取材したり撮影をしたりは今回が初めて。

まずは養成所の検定タイムや浜松に来てからの練習での平均タイムを見て、そのレベル高さにびっくり。
特に養成所最優秀賞に輝いたという栗原佳祐選手(ロードレース出身)などは、練習の乗りっぷりからただただ感心するほどで、コース取り、立ち上がりや突っ込みのグリップ開閉タイミングなど、私の目にはほぼ完璧に出来上がっているように見えた。

他の二名(牧野竜人選手・吉林直都選手)についても、まず感心したのはインタビューでの落ち着いた話しぶりと、自己分析や状況判断がしっかりしていること。まだデビュー戦前というのに、ほとんどうわついたところが感じられない。

聞けば今期は養成プログラムにも変化があったようで、特にスタート練習をこれまでの期の倍ほどみっちりと行い、養成期間中は雨にも恵まれ(?)、湿走路の練習も数多く行われてきたとか。
現役選手と話をしていても、よく出てくるのは「練習は裏切らない」というセリフ。彼らにおいても、そうしたハードな訓練や練習の実績が自信につながっているような感じも受ける。

そして迎えたデビュー戦。牧野竜選手はスタート浮かせて出遅れるも、一旦抜かれた後続を巻き返す勢いを見せての7着。
吉林選手はスタートすんなり出たものの、道中仕上がった後続車に追いつかれ2着惜敗。そして最後に登場した栗原佳選手は試走から快速を発揮。レースは後続を最後まで突き放す動きで、上がり3.445での1着。翌2日目には早くもハンデ重化の措置に。

豊富な訓練実績をベースに今後も逃げまくるであろう36期勢。直近から展開的にも車券の対象としても中心的存在となっていきそうだ。

■ジェット社
1/23(月)に偉大な記録が達成されました。川口オート開催にて、篠崎実選手(9期、73歳)が見事優勝されました。

これで「公営競技最年長優勝記録」と「オートレース最年長優勝記録」をダブルで更新となりました。

公営競技ではボートレースの加藤峻二さんの71歳2ヵ月13日が最年長優勝記録だったのですが、これを大きく上回りました。

不安定走路の中、速攻を決めて先頭を奪取し、そのまま6周回押し切って見事優勝しました。本当に素晴らしいかったですし、感動と勇気を頂きました。

篠崎選手は、すごく陽気な方で、プラス思考でいつも前を向いている方です。なので、年齢と飛び越えて、こんな偉業を達成されたのでしょう。

まさに超人ですよね。篠崎選手には80歳まで頑張って頂きたいです(笑)。

私はオートレース関係者でありますが、1オートレースファンでもあります。
オートレースには、たくさんのドラマと感動があります。これからもみなさんとオートレースを堪能していけたら幸いです。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
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