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浜松グレードレース優勝戦結果/G2若獅子杯振り返り


■ジェット社
10月に入りましたね。
寒暖差が大きい時期なので、皆様も風邪など引かないように、どうかご自愛ください。

さて今回は、浜松G1スピード王のオートーークということで、私からは浜松グレードレースの近5開催の優勝戦の結果を紹介したいと思います。
浜松グレードレースの優勝戦で連対率が良い選手が見えてくるのと、その他にも参考になるところが多少はあるかと思います。

●2021/11月7日(日) SG日本選手権オートレース(0Mオープン)
優勝:鈴木圭一郎
2着:青山周平
3着:荒尾聡

3連単配当 6-7-5 9,920円

●2022/2月13日(日) GIスピード王決定戦(10Mオープン湿)
優勝:丹村飛竜
2着:松山茂靖
3着:山田達也

3連単配当 3-1-2 46,330円

●2022/5月15日(日) GI開場記念ゴールデンレース(10Mオープン)
優勝:木村武之
2着:鈴木圭一郎
3着:青山周平

3連単配当 4-8-7 1,780円

●2022/7月31日(日) GIIウィナーズC(10Mオープン)
優勝:佐藤貴也
2着:木村武之
3着:笠木美孝

3連単配当 4-5-2 44,470円

●2022/9月25日(日)特別GIプレミアムC(0Mオープン)
優勝:青山周平
2着:木村武之
3着:伊藤信夫

3連単配当 1-2-4 710円

となっています。

このように木村武之選手は優勝も含めて3開催連続で連対しています。それに配当的にも高配当が出る傾向がありますね。
今回もハンデ前の選手が多く出場しますので、優勝戦がハンデ戦、もしくは10Mオープン戦となれば、荒れる要素が一層増しそうですね。

さぁ、今回の浜松G1スピード王はどうなるか!?

■青山博亮
山陽オートでは先日までG2若獅子杯が行われていました。
今期から全国ランクS1返り咲き、そして大会連覇を狙う鈴木圭一郎選手に、グレードレース5連続優勝中と破竹の勢いの青山周平選手の2強ムードで迎えた今大会。

初日から波乱の決着が続き、1日を通して見ると8本の万車券が飛び出す結果に。
初日5Rで行われたガールズ王座トライアル山陽ステージでは、1番人気に推された新井日和選手が2周回で抜け出すと、最後は後続を大きく引き離す圧勝劇。
最終戦が行われる前の時点では0ポイントとなっていた新井日選手でしたが、見事に勝負掛けを決めて年末SSガールズ王座決定戦の出場圏内に浮上となりました。

そして今節は最年長47歳の2選手(林稔哲選手、木部匡作選手)の活躍も目立ち、共に準決勝戦まで進出。
その準決勝戦では2名(米里崇選手、長田稚選手)の試走落車あり、優勝候補筆頭の鈴木圭一郎選手も無念の落妨。青山周選手も不安定走路で5着に敗れるなど、他にも事故レースが続き大波乱の準決勝戦となりました。

結果的に以下のメンバーでの優勝戦となりました。
①林 稔哲  0
②佐藤 励  0
③藤本梨恵 10
④落合 巧 20
⑤緒方浩一 20
⑥中尾貴志 20
⑦泉田修佑 20
⑧小林瑞季 20

佐藤励選手、落合巧選手、藤本梨恵選手の3名がグレードレース初優出。そして6名の選手がグレードレース初制覇を狙うフレッシュな顔ぶれとなりました。

優勝戦は0線外枠から上々のスタート決めた佐藤励選手が1周3Cでまくって抜け出す展開。最重ハン勢の攻めも早く泉田選手が2周3Cで2番手に上がり前を追うも、終盤にかけて再度2番手以下を引き離した佐藤励選手が最後まで先頭の座を守り切りデビュー初優勝。

大物ルーキー佐藤励選手が昨年12月のデビュー以来、これが嬉しい初優勝。そしてデビュー306日でのG2制覇と、デビュー最短グレードレース優勝記録までも更新となりました。

今回のG2若獅子杯がグレードレース初出場の佐藤励選手。初日からオール3連対の成績で勝ち上がり、準決勝戦を1着で優出を決めた直後は「正直、信じられないです」とのコメントも聞かれましたが、最終日の朝練習後にお話しを伺ったところ「朝起きたらこれといった緊張感は無く、優勝戦もいつも通り望めそうです」と非常に落ち着いていた姿が印象的でした。

準決勝戦の後に思い切って着手したパーツ交換の整備で機力も一変。目先の目標に挙げていた2級車での優勝をグレードレースで成し遂げる快挙。今回の若獅子杯でも新たなスターが誕生となりました!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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