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川口ファン感謝祭/通常マフラーと消音マフラーの違い


【ジェット社】
6/22(水)~6/26(日)に、川口では「KAWAGUCHI AUTORACE CLASSIC ファン感謝祭」が行われました。
この開催の出場選手はオール川口勢で、まさに地元密着型であり、そしてものすごく豪華で、イベントやファンサービスも充実しており、本当に素晴らしい開催でした。

まず普段通りに予選・準決勝・優勝戦の勝ち上がりに加えて、初日~3日間は12チームに分かれて団体戦も行われました。チーム紹介のVTRが流れたり、いつもと違いチームワークも垣間見れました。
また、準決勝からはハンデ前の選手を重化。まるでグレードレースみたいな雰囲気もありましたし、いつもとは違う格別なレースも堪能できました

そしてファンサービスやイベントも以下のように盛りだくさんで超豪華でした。
・1着選手ウイニングラン
・イベントホールでの選手トークショー
・CS放送で選手生出演
・未確定車券抽選会
・イベントホールでチャリティーオークション
・団体戦MVPの発表と表彰式
・団体戦優勝チームの表彰式
・公開勝ち上がりインタビュー
・平嶋夏海さんの出迎え、試走先導、CS出演、トークショーMC
・優勝戦の表彰式
などなど。

私は仕事中だったので予想台からしか見れず狭い話になりますが、CS放送で選手が生出演した時は、テレビに釘付けになったお客様が多かったです。お客様にとっては、普段はヘルメット越しで見ている選手達の素顔と人間性を見れることに、すごく興味が沸いた様子でしたし、より選手達に親近感が沸いたように思えました。

また未確定車券抽選会も、本場で車券を購入して頂くために、すごく重要なことだと思いました。賞品はSS出場選手サイン入りピストン、選手サイン入り川口オートオリジナルTシャツ、クオカード、選手サイン色紙など、すごく豪華だったので、お客様の行列ができていました。

そしてチャリティーオークション。川口の選手のサイン入りのスプロケットが8万円で落札されていました(笑)。熱狂的なオートファンの方がまだまだいるのだと心強く感じました。

川口オートは、G1キューポラ杯のあと大規模な施設改修があるため、4月から過密スケジュールで開催しています。
選手達には6月中旬から連戦を強いられている選手もいますし、川口施行の方々もフル回転でかなりハードな状況です。
そんな中、このようなファン感謝祭を実施されたことは、本当に素晴らしく頭が下がる思いでした。

ファン離れを防ぐため、そして新規のファンを増やすため、このようなイベントは非常に大切だと思います。ぜひまたやって頂きたいです。


【青山博亮】
川口オート夏の風物詩、G1キューポラ杯の季節が今年もやってきました。川口オートは今回のキューポラ杯が終わると走路改修、施設改修が行われることもあり近況は開催ラッシュとなっている川口本場開催。
それでもナイター開催はここ2か月でG2川口記念のみと、消音マフラーでのデータがあまり掴めていない状況。なので今回は、通常マフラーと消音マフラーの違いを何人かの選手にお聞きしてきました。

この消音マフラーで最も聞くのは「消音は止まる(エンブレが利く)」といったコメント。このあたりを詳しく聞いてみると「通常マフラーと比べると消音マフラーは止まり(エンジンブレーキ)がより利くので、いつもと同じグリップ操作では速く走れない」「突っ込みでのグリップの閉め方がいつもとは違い、消音マフラーではゆっくり閉めています」といった話が聞かれ、通常マフラーとはグリップ操作を変える選手もいる様子。
その乗り味の違いから「自分の走法には合っていないのかも」と話す選手もおり、消音マフラーの得意、不得意な選手が分かれてくるのではないでしょうか。

スタートに関しても「消音のスタートは思い切り切ってもパワーが足りないので、本当に速い選手とそうでない選手の差が埋まる気がします」との話も聞かれ、ややスタートを得意としていない選手からも「消音のスタートの方がまだ良い」と聞かれるのはこのあたりの意味合いなのでは。

取材をしていても「最近は消音で良い調整が見つかった」「消音が乗れるようになってきている」といったコメントや、消音巧者の選手からは「最初の方は良かったけれど、最近は周りの選手も消音を掴んできているので差はつまってきていますね」などといった声が聞かれ、キューポラ杯の現地取材ではエンジン状態の良し悪しだけでなく、消音に対しても参考になる情報もしっかりとお伝えできればと思います。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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