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片平巧元選手について/初の6日間開催・1日2回乗り


【ジェット社】
今年も5月に入りました。
私事でスミマセンが、毎年5月になると亡くなわれた片平巧さんを思い出してしまいます。早いもので、もう7年も経ちますね。
そこで今回は、私からは片平巧さんについて語りたいと思います。
以前に書かせて頂いた内容ですが、片平さんを知らない世代の方もいるでしょうし、始めて読む方もいるかと思いますので、クドいかもしれませんが語らせて頂きます。ご了承下さい。

片平さんはフォームがやわらかく、高速でインコースを切り裂いて走るテクニックがありました。
生まれ持った才能と決定力で、幾度も名レースを演じ、多くのファンが片平さんに魅せられました。
強いハートを持ち、最後まで諦めない熱い走りをしてくれた選手で、車券の当たり外れを飛び越えて、あそこまで心に響く感動的な走りをした選手はなかなかいませんでした。

片平さんは天才でありながらも、すごく練習熱心で努力の量もすごい方でした。実際に某新聞社さんのインタビューの記事をちょっと引用させて頂き紹介します。

片平さんはコーナーで車を立てて乗る走法を5年かけて実現しました。その事について聞かれると片平さんは『やれば必ずできるという事です。やるにしても「できる」と思ってやる。「できるかな?」なんて迷いながらやるのはダメ。「できる」と思ってやっていればいつかはできる』と答えたそうです。

一流選手ともなれば、マシンの仕上がり具合の確認や、タイヤの当たりつけの走行ぐらいしない印象ですが、なぜそんなに練習するのかと聞かれると、片平さんは『うまくなりたいからです。自分では少しもうまいと思っていないし、限界とも思っていない。うまくなければ納得行く走りができない』と答えたそうです。

このように、片平さんが強かった影には天才でありながら並大抵ならぬ努力があり、最強時代でも、さらに上を目指す姿勢があったからなのです。
私も片平さんが一生懸命に練習をしていた姿を見ていましたし、この記事を読んだ時、片平さんはレーサーである前に、人として見習うところがすごく多い方だと思わされました。

困難であっても「できると思ってやる」、うまくいっている時でも「もっとうまく行くようにする」と、片平イズムは素晴らしかったです。
私はオートレース関係者でありますが、いちオートレースファンとして片平さんにはたくさんの感動と勇気を頂きました。

この片平イズムは継承され、新たなスーパースターがどんどん誕生しています。これからも継承されることでしょう。

以上、片平さんのお話でした。これからも天国からオートレースを見守って頂きたいです。


【高橋希】
先日まで開催されていたSGオールスターオートレースは、鈴木圭一郎選手の大会連覇で幕を閉じました。

オートレース界では初の試みとなった6日間開催に注目が集まりましたが、最初としては特に大きな問題もなく終わったのかなと思います。
滑りがひどくてタイヤの消費が早い川口走路での実施とあって、タイヤのローテーションを気にする声が聞かれましたが、その辺りも選手が6日間開催を重ねるごとに慣れていくのではないでしょうか。
ファンの皆様からすると、1日増えることで車券購入費も当然増えるので、そこはオートレースモバイルでフォローできるよう記者一同頑張ってきます!

8月の伊勢崎オートレースグランプリでも6日間開催が予定されているので、いろいろな視点で楽しみたいと思います。

また4月末の山陽ミッドからは1日2回乗りもスタートしました。
今年度の日程を考えるとこの2回乗りも増えてきそうで、山陽ミッド・飯塚開催で各選手らが無事に2走をこなしてくれたことは今後につながってくると思います。

まだまだ改革がスタートされたばかりのオートレース界ですが、2022年は他の公営競技に少しでも近づけるように盛り上げていきましょう!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
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