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川口G1開設記念振り返り


【ジェット社】
先月末に行われた川口G1開設記念を振り返ります。予選は0・10・20Mのハンデ戦で行われ、準決勝からはハンデ前の選手が重化されて0・10Mで行われました。
そんな中、優出を決めた選手全員が最重ハンデの選手でした。よって優勝戦は0Mオープンとなると思いきや、去年同様に10Mオープンになりましたね。
これは去年もそうでしたが、青山周平選手と鈴木圭一郎選手の2強の進出により、番組編成さんがまたこのような判断をされたのでしょう。
原則、オートレースはレースを面白くするために「ハンデ」を課します。しばしばスーパーハンデに置かれる青山周平選手と鈴木圭一郎選手の存在が大きかったのでしょうね。

優勝戦は以下の番組となりました。

①大木  光(3.32)
②小林 瑞季(3.29)
③加賀谷建明(3.29)
④木村 武之(3.28)
⑤中村 雅人(3.30)
⑥永井 大介(3.28)
⑦鈴木圭一郎(3.27)
⑧青山 周平(3.27)
※10Mオープン、()内は試走タイム

オッズは、かろうじて青山選手と圭一郎選手の⑧=⑦が人気になっていました。

レースは、2枠の小林瑞選手がトップスタート。2番手には1枠の大木選手、3番手には3枠の加賀谷選手、そして4番手は木村選手と青山選手が競る形に。

2周1コーナーでは、加賀谷選手が大木選手を捌いて2番手に浮上。
2周3コーナーでは、木村選手に競り勝った青山選手が大木選手を突破して3番手に上がり、2-3-8隊形となりました。

そして4周回1コーナー、加賀谷が小林瑞選手のインへ突っ込み先頭を奪取。しかし3コーナーで小林瑞選手がやり返す。
5周回1コーナーでは、また加賀谷が小林瑞選手のインへ突っ込む。しかし3コーナーでまた小林瑞選手がやり返す。お互いに一歩も譲らない熱い走りでしたね(笑)。

その後、3番手の青山選手は減速してしまい、再び木村選手が3番手に上昇。先頭の2人に付け込むチャンスを虎視眈々と伺う。

しかしその後、小林瑞選手がコースを外さず、加賀谷選手がベッタリ猛追し続け、木村選手は仕掛けられずにそのままゴール。
優勝:小林瑞選手、2着:加賀谷選手、3着:木村選手の2-3-4となりました。
配当は2連単で9,100円、3連単は33,500円も付きましたね。

いや~、小林瑞選手と加賀谷選手のデットヒートは凄かったです。お互いに「絶対に勝つ」という強い気持ちがすごく伝わってきましたし、この2人の世界に魅了されたレースでした。



レースデータ提供:公益財団法人JKA
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