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浜松G1スピード王決定戦振り返り


【沢朋之】
初日・3日目・4日目が良走路、2日目・最終日が湿走路となった浜松GIスピード王決定戦。
初日良走路は外枠勢中心の順当な流れも、2日目湿走路は荒れ傾向。人気中心が敗れるパターンが多く、その象徴が最終レース。人気断然の鈴木圭一郎が抜け出しに手間取るところを、10M前の雨巧者・鈴木将光がぶっちぎりの逃げ切り。この鈴木将選手、ここ最近は雨のイン乗り急速上達中で、今後は他場の雨でも十分注意したい。

今回も最大の予想難解となったのは3日目準々決勝戦。
1着勝負駆け選手の気合走り…はいいのだが、ポイント当確・優位選手の凡走もあり、つかみどころのないレースが今回も多かった。ポイント勝ち上がり制の内容を今後検討すべきだろう。

準決勝で健闘光ったのは11Rの地元カリスマ・伊藤信夫。前回地元開催に続きエンジン合わせに苦しむ今節だったが、3日目ようやくセッティングが合い動き急上昇。ここでは試走タイムやや劣勢で人気薄となったが、好スタートから前々の展開で1着。終盤展開のもつれもあって2着に山田達也が入って、3連単20万円余りのビッグ配当に。

予報通り、昼前後から雨が降り出しての最終日優勝戦は10Mオープン。
位置絶好となった③丹村飛竜が他車を突き放すトップスタート。2C立ち上がりで人気中心の⑦荒尾、⑧鈴木圭が落車という大アクシデント。それを尻目に8周回を余裕の逃げ切り、自身2度目のGIタイトルを手にした丹村だったが、3日目に急激に試走タイムを上げた車は晴雨とも好仕上がり。落車がなくてもあのまま優勝していた公算は高かった。

ちなみにワタクシの試走後予想も本命◎は丹村選手。浜松の雨は苦手と公言していたが、好位置活かしての逃げなら、との最終決断でした。

ちなみにワタクシの試走後予想も本命◎は丹村選手。浜松の雨は苦手と公言していたが、好位置活かしての逃げなら、との最終決断でした。



レースデータ提供:公益財団法人JKA
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