【沢朋之】
師走、年末、スーパースター…というわけで、今年も師走、年末、スーパースター!というわけで、恒例のオート界今年の私的三大ニュースいってみましょうか。
・鈴木圭一郎選手の年間最多勝利記録更新
・普通開催の多くが7車立てに
・「俺の話を聞け!」オフィシャルYouTube予想配信スタート
今年も数多くの記録が刻まれましたが、やはり最も偉大と言えるのは圭一郎選手の1着数記録更新でしょう(次点はまだまだ更新中の鈴木章夫さんの最年長勝利記録)。
予想をする立場としても、ほとんどの日において1着固定の相手探しとなり、やりやすいことこの上なく、難解な3連単時代における「本命鉄板」として有り難い限り(連下を外すことも結構ありましたが・苦笑)。
今年は二度の10連勝を達成した青山周選手と、来年も1着数を争うことは間違いなく、本命党にとってはこの二人のレースにどれだけ厚く張れるか、が来年もテーマとなっていきそう。
そして、夏期を中心に多くの開催で7車立てとなり、オートレースの競技としての概念がいろいろな意味で変わってきたこと。来年度以降には本格的な「一日二回乗り」も予定されているようで、ファンの皆さんも我々も、変わりゆくオートレースを楽しみつつ、しっかりと対応していきましょう。
最後は更に私的なニュースで申し訳ありませんが、オフィシャルYouTubeチャンネルでの予想配信をこの12月にスタートさせたこと。
今後の私の活動は、これと浜松での取材・解説が中心となっていきます。取材成果を生かした的確な解説・予想を心がけて参りますので、ネットで発信する情報を含め、引き続きご参考ください。
前回記したばかりなので三大ニュースには加えませんでしたが、川口における2選手の殉職事故も、今後の速やかな検証・対策が必須ということを含め、強く意識に留めておくべきところかと思います。
【ジェット社】
ファンの皆さんもいろいろあった一年間。今回のフリートークは「2021年オート界私的3大ニュース」ということで。
今年も新型コロナの影響がありました。それに加えて、初めて起こる出来事も多かったです。ホントに激動の1年でした。
そんな中、私個人的に選ぶとすれば、以下の3つですかね。沢さんと青山さんと被ってしまった項目があるかもですが。
①35期生がデビュー
②川口オートが場外発売日を減少
③佐藤正人さんと黒岩明さんの殉職
まず35期生のデビュー。養成所で不正行為があり、再訓練を受けてデビューが遅れた選手がいました。しかしそれを挽回するほど、熱い走りを披露してくれていますね。
特に佐藤励選手、永島潤太郎選手、北原岳哲選手らはすごい活躍だと思います。
過ぎたことは過ぎたことであって、これからオートレーサーとしてどう生きるか?が最も重要だと思います。ぜひこれからも頑張って頂きたいです。
次に、今年度から川口オートは、浜松オート以外の普通開催の場外発売を中止することになりました。こんな文章を書いてしまうと、不平不満に思う方がいるかもですが、我々にしてみれば稼働日が減って「大ニュース」的な出来事でしたので、入れさせて頂きました。ご了承ください。
時代の変化が著しく、ネット投票が盛んな時代となりました。しかし、みんなでワイワイガヤガヤとオートレースを楽しめる環境は維持して欲しいと思っております。
最後に、暗い話になりますが、佐藤正人さんと黒岩明さんが殉職されました。しかも約1ヶ月のあいだに、続けて悲しい出来事となりました。
ただでさえ、時速150キロで行われるレースです。そんな中、選手達は意地とプライドを掛けて、限界ギリギリで走られています。どうしても危険がともないます。
プロテクターの改良や、事故防止策が向上されて、レース中の殉職者は約12年間も出ていなかったのですが、突然このような事が立て続けに起こったことは、すごくショックでした。
この場をお借りして、佐藤正人さん、黒岩明さん、今までありがとうございました。これからは天国からオートレースを見守って頂けたら幸いだと思います。