トップ

【無料記事】
G1キューポラ杯振り返り


【沢朋之】
地元・小林瑞季が序盤で抜け出し、逃げ・押し切り図るも最終1C、同期・鈴木圭一郎が渾身の捌きで逆転! …となった先日の川口キューポラ杯優勝戦。

場外向けの予想配信を行っていた私の目にも、タイム以上に強めだった瑞季選手。
予想でも迷わず本命に据え、圭一郎選手との④=⑦は大本線。試走タイム以上のレース足だった⑥高橋貢選手の動きもさすがという感じだったが、こちらは予想の最終段階で切ってしまい、3連単は不的中に…。
その貢選手を後半あっさりかわした圭一郎選手。上位戦でのさばくレースにはまだまだ不安アリと言われながらも、今回は進境著しい動きを見せた。

準決勝で印象に残ったのは、何といっても11Rの掛川和人選手
先行から早めに直付けされた圭一郎選手を、最後まで絶妙のコース取りとグリップワークで押さえ込み、久々の「掛川マジック」「これぞオートレース」を堪能させていただいた。
残念ながら無観客開催となった今回だったが、スタンドにお客さんがいれば、このレースはさぞや盛り上がったことでしょう。未見の方はこの後ぜひアーカイブ映像でご覧を。

今回の番組編成は3日目準々決勝からハンデを詰める流れとなったが、この掛川選手を筆頭に、ハンデ重化して以降も上位着を取り切った選手が多々。
やはり滑りの多い川口走路ではハンデ重化組といえども(特にスタート先行可能な車は)軽視は禁物…と、改めて思い知らされた。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
(C)Autorace Mobile
(C)2025 CYBIRD