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【無料記事】
フリートーク


【沢朋之】
全国オートレースファンの皆様、暑中お見舞い申し上げます。

今年度に入ってから、このコーナーではもっぱら前回SG・G1の振り返りを記してまいりましたが、今回は飯塚ダイヤモンドの振り返りを新加入の現地・吉田記者にお任せして、フリートークをば。

そんなわけで今年度のワタクシは2011年以降10年間にわたり継続してきたモバイルでの全場SG・G1取材から降板させていただき、現地取材は浜松の年間全開催のみ。
他場のグレードレースに関しては、一部の専用場外ファンの皆様に向けての解説・予想番組のオンラインで配信をさせていただいております。
 
この取材シフトの変化により、これまでの年間取材日数200日前後はほぼ半減。今までは”年間全場で選手取材を行っている”のが解説者としてのいわばウリだったわけですが、今後はこの取材生活10年間の諸々を生かしたネットでの解説予想配信を活動の軸としてまいります。

”本場に居らずして、いかに的確な予想情報を提供できるか”がカギとなりますが、浜松での日々の取材データに加え、他記者さんによる各場情報や選手・競走データ等を駆使。今まで以上にアンテナを広げ、常に脳みその引き出しを全開にし、車券予想のご参考になるトークができるよう努めようと意気込んでおります。

それでも先日の山陽G2小林啓二杯の際には、連日の不安定走路に荒れ過ぎの流れもあって、解説も予想も大苦戦。やはり今までのモバイルリアルタイム予想のように、現地で肌で感じる感覚やそこから生まれる勘は大事だなと痛感した次第。そのあたりのギャップも徐々に埋めながら、今後も予想道を極めるべく邁進していく所存ですので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


【ジェット社】
先日行われた山陽G2小林啓二杯。見応えがある熱いレースが繰り広げられました。
レース内容はさて置き、私個人的にすごく興味深いイベントがありました。
それは「車券ニアピンコンテスト」です。

簡単に説明しますと、車券を購入されたお客様が、惜しくもギリギリ外れた場合に、車券を係員に持って行き、判定が通れば、ニアピン賞としてクオカードが貰える(貰えるかもしれない?)という企画だったとか。
惜しくもギリギリ外れた時、お客様としては、誰かに愚痴を聞いてもらいたくなり、誰かに分かち合って欲しくなるものです。それに加え、ハズレて0円という紙クズになるところが、ニアピンとしてクオカードが貰えるわけです。

すごく小さなことかもしれませんが、素晴らしい企画だと思いました。
ネット投票が盛んな時代になりましたが、現場だからこそできるイベントです。

私は現場で予想を売って商売をしていますが、予想を買わないお客様も、ハズレて悔しい思いをした時、私のところにきていろいろお話をされる方がたくさんいます。
このように、ハズレたお客様にもスポットを当てて、ハズレてもちょっとした楽しみがあるというか、ハズレた苛立ちをなごませるというか、うまく説明はできませんが、とにかく面白くて良い企画だと思いました。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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