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山陽G1令和グランドCC振り返り


【沢朋之】
ここ最近は若手が初タイトルを手にすることが多い山陽G1で、また新たなる地元ヒーローが誕生した。
31期・丸山智史選手が栄冠に輝いたG1令和グランドチャンピオンカップ。

天候・走路状況は初日・2日目が良走路、3日目はブチ~良を何度か繰り返し後半は湿走路。4日目準決勝戦はオールブチとなり、晴れてもコーナーにしつこく残る水溜りには選手もファンもやきもきさせられた。

迎えた優勝戦は完全良走路。
0Mオープンの番組はスタート展開から難解模様となった。

①丹村飛竜 3.30
②渡辺 篤 3.30
③浦田信輔 3.30
④岩崎亮一 3.32
⑤重富大輔 3.30
⑥丸山智史 3.30
⑦中村雅人 3.28
⑧青山周平 3.29

イン寄りから渡辺がトップスタート。外から一気にカマした丸山、青山が続いて序盤は31期が主導権を握る。青山の攻勢をしのいだ丸山が渡辺をかわして先頭に。そのあたりから滑り始めた青山は渡辺もかわせず後退。
代わって終盤は中村雅の追い込みが3番手に届いて⑥ー②ー⑦の決着は2連単・3連単とも万車券の高配当に。

この節の丸山選手は当初から課題の足周り(ドドド)がほぼ解消。エンジンもヘッド交換により上向いており、そのポテンシャルを十二分に発揮できる状態だった。ムラだったスタートも開催後半は安定した切れが続き、エンジン・足周り・スタートと三位一体…いや、乗り手もあわせて四位一体揃っての初G1タイトルだった。
丸山選手おめでとうございます。次のオールスターでも期待大! 特に川口は得意走路だけに…。

今回、全国専用場外向けの予想配信を行なっていた私の優勝戦予想は、丹村選手のイン逃げから本線1-78ー34678。穴で丸山選手のアタマは書いていたものの、渡辺選手の2着がヌケ。
近況状態良くなかったがここへ来てG1準V級まで車を仕上げたナベアツ選手もお見事! おみそれいたました。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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