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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
オートレースの存在を再び世に知らしめた森且行選手の日本選手権優勝。その後のメディアによる過熱報道ぶりは皆様もご存知の通り。私のもとへもいくつかのメディアから、コメントや雑感を求める取材を頂戴しました。

優勝戦当日朝、森選手のロッカーへコメント取材に訪れた私。一通り整備や練習のお話などを伺い、最後に「枠は遠いしエンジンもイマイチだけど、スタート切れてるから一発あるかも」とポジティブに振った私に、森選手は「うーーん…」と苦笑。
更に「でも、森さんが優勝したら世間は大騒ぎになるから」と言うと「それは間違いないですね」と今度は笑顔。まさか6時間後、それが現実のものとなろうとは(笑)!

これにより年末のスーパースタートライアル出場16名が決定
地元川口5名、伊勢崎3名、浜松3名、飯塚4名、山陽1名のラインナップ。毎年のことながら、今年の大詰めが近づいてきたなとワクワクさせられます。ファンの皆様は16戦士たちの今後、年末までの車仕上げや乗り手推移にもご注目。そのあたりしっかりと追いかけておけば、年末の5日間、より濃くレースを楽しめますよん。


○●ジェット社○●
SG日本選手権で森且行選手が優勝して、全国的に盛り上がっている今日この頃です。

さて今回は、浜松G1スピード王ということで、私は立秋からの浜松開催の優勝戦の結果をチェックしました。
見てみると、すごく興味深い結果となっていましたので、私の方からは、この場をお借りして述べさせて頂きます。

■8月22日(土) 普通開催
優勝:鈴木圭一郎選手
2着:松山茂靖選手
3着:木村武之選手
7-4-5  5,860円

■9月2日(水) 普通開催
優勝:小林悠樹選手
2着:笠木美孝選手
3着:浅野浩幸選手
4-8-5  21,640円

■9月17日(木) 普通開催
優勝:鈴木健吾選手
2着:戸塚茂選手
3着:橋本優一選手
8-2-5  5,660円

■10月4日(日) G2ウィナーズカップ
優勝:木村武之選手
2着:佐藤貴也選手
3着:鈴木圭一郎選手
4-5-8  5,740円

■10月10日(土) 普通開催(雨)
優勝:笠木美孝選手
2着:鈴木圭一郎選手
3着:広瀬豪彦選手
5-8-1  24,140円

■10月22日(木) 普通開催
優勝:木村武之選手
2着:山浦博幸選手
3着:岩田行雄選手
7-1-3  8,730円

このようになっています。

お気付きでしょうか?
ほぼ浜松勢が掲示板を独占しているのです。

まぁ、普通開催などは遠征のあっせんが少ないこともあったでしょうけど、この結果はすごく興味深いですね。6開催中に優勝戦の掲示板に乗れるのは18名。その内17名が浜松勢となっていました。
以前は食い付きの良い走路でしたが、今では多少滑って個性がでている走路だと思われます。
このような事から、今回のG1スピ王は、地元走路を熟知した地元選手が有利だと思われますね。


○●高橋希○●
川口オートレース場で開催されたSG日本選手権は、森且行選手の涙のSG初制覇で幕を閉じました。
レース後の森フィーバーなどは沢さんが話されていますので、私の方からは少しだけ視点をズラしてお話させて頂きます。

まずは同レースで準優勝に終わった金子大輔選手
今年の金子選手は持ち味である勝負強さも影をひそめ、なかなか機力が安定しないまま日本選手権を迎えましたが、難走路となった準決勝戦や、最後まで攻め続けた優勝戦とやっと金子選手らしいレースを見ることができました。

本来であれば一度は仕掛けて行くことも期待したので、完全に本来の走りが戻ってきたとは言えないですが、これでしっかりとスーパースターへの切符も手にし、年末にはさらに上向いた金子選手が見られるのではないでしょうか。

そしてもう一人、今大会で華麗な復活を遂げた高橋貢選手
こちらも近況は普通開催でも優出を逃すという絶不調でしたが、SG直前の地元開催で乗り替わり状況は一変。初日には佐藤摩選手を捕らえて1着を取ると、2日目には圭一郎選手を脅かす走りも披露。

優勝戦も試走ではかなりの良い雰囲気ながら、「レースの時間帯は少しズレてしまった」とのことで優勝戦は見せ場なく終わってしまいましたが、こちらもスーパースターではしっかりと優勝戦に合わせて見せ場を作ってもらいましょう!

日本選手権からオートレース発祥70周年記念レースと大きな盛り上がりを見せているオートレース界。
年末は他の公営ギャンブルも大きなレースが目白押しですが、今の盛り上がりをそのままに、大みそかまでオートレースを楽しんで行きましょう!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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