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冒頭フリートーーク



○●沢朋之○●
先日の川口キューポラ杯は万車券が初日5本、2日目8本、3日目5本、4日目7本と大荒れの流れに。最終日こそ2本に減ったが、これはファンの皆様が消音のレース傾向にある程度慣れた結果か。

今回は(最終日が浜松前検と重なるため)現地取材をパスさせていただき、自宅観戦としゃれこんでいた私だが、さすがにこの大荒れムードには車券購入も慎重となり、厚めに買ったのは優勝戦のみ。
仲間のベテラン車師たちも「全然当たらない」「消音はわかならい」と日ごとに購入規模が縮小していく有様で、売り上げが心配となりました。

発表された後期日程では、川口で新たなナイター企画レースがスタート。飯塚・山陽のミッドナイト、伊勢崎のアフター6もコンスタントに日程が入り、この先ますますナイター化が進むオート界。
一方で、消音マフラーと通常マフラーで動きが極端に変わる(変わりがちな)エンジンは、選手にとっては整備調整を、ファンにとっては車券予想を難しくさせていることは否めず、もう近い将来、オートはオール消音にしてしまった方が良いのでは? と思うほど。

ファンに向けては各選手の消音マフラー勝率データなど、情報は発信されているものの、個人的感覚ではボートレースのモーター別勝率のように、個々のマフラーの勝率が公表されないことには予想ファクターにはなり得ないと考えます。

オール消音化になると当然マフラーは選手個人持ちということになり、金銭的負担や音での調整がしづらくなるなど、選手側にとってはマイナス材料が。ファンにとってもオートの魅力の一つである爆音が無くなるなど、躊躇する材料は多々あれど、それでも予想がし易くなり、売り上げ的にプラスになるのなら、オート界の未来のためにはそれが一番なのでは。
ナイター無観客開催のこの先一層の増加とともに、オール消音化へと一気に踏み切ることを考えるタイミングなのかも。


○●ジェット社○●
飯塚オートのミッドナイトレースを皮切りに、現在では山陽オートや伊勢崎オートでもネット投票のみの無観客レースが行われるようになりました。

そしてついに、川口オートでも来月10月16日から、無観客レースで行われる「川口ナイトレース」の開催が始まります。

概要は…
・7車立8レース制
・無観客レース
・車券はインターネット投票のみ
・1R発売締切時間18:50、8R発走予定時間21:50


となっています。

遅くまでお仕事をされる方はもちろん、夜は家でのんびりするのが好きという方なども、ネットで川口オートを楽しめるようになります。ぜひ活用して頂けたら幸いだと思います。ちなみに私も買わせて頂きます(笑)。

さて、本題に入りまして、今回は伊勢崎GIムーンライトのオートーークです。
前回に似た情報ですが、今年の伊勢崎ナイター戦線を振り返りたいと思います。ここから伊勢崎ナイターが得意な選手が見えてきます。

今年の伊勢崎ナイターは4月から始まり、現在8月一杯までで、計11開催行われました。

※左から優勝者、2着、3着
<b>◆4月12日(日)</b>
青山周平、高橋貢、吉原恭佑
<b>◆4月19日(日)</b>
佐藤摩弥、高橋貢、仲田恵一朗
<b>◆5月6日(水) </b>
早川清太郎、芝崎茂信、木村享平
<b>◆5月17日(日) GⅡ稲妻賞</b>
青山周平、西原智昭、仲田恵一朗
<b>◆5月24日(日)</b>
青山周平、青木治親、中村雅人
<b>◆6月20日(土)</b>
青山周平、田村治郎、高橋貢
<b>◆7月1日(水)</b>
木村武之、藤波直也、渋沢憲司
<b>◆7月7日(火)</b>
青山周平、早川清太郎、浅田真吾
<b>◆8月2日(日)</b>
青山周平、鈴木聡太、早川清太郎
<b>◆8月15日(土) SGオートレースグランプリ</b>
伊藤信夫、有吉辰也、青山周平
<b>◆8月25日(火) </b>
浅香潤、中尾貴志、岩田行雄

と、なっています。

まず、11開催中、8開催が地元伊勢崎勢の優勝です。中でも青山選手がスーパーハンデも含み6回も優勝しています。今年の青山選手はすごく強い状態です。SGオートレースGPでスーパーハンデにされたのも頷けます。

ちなみに去年の今頃も同じように4月~8月一杯までの伊勢崎ナイターの優勝者の統計を取ったのですが、去年の場合は、11開催中、11開催全てが地元伊勢崎勢の優勝でした(笑)。

このように、伊勢崎ナイターは、熟知した地元伊勢崎の選手の比重を上げて予想するのも良いと思います。実際に去年のG1ムーンライトの優勝戦は地元伊勢崎勢のワンツースリーで決まっています。

以上、参考になれば幸いです。


○●高橋希○●
ファン注目の【オートレースNo.1決定戦】出場選手が着々と決まっています。
【1着】
浜松:木村武之
山陽:丹村飛竜
飯塚:荒尾 聡
川口:佐藤摩弥
伊勢崎: ?

【2着】
浜松:鈴木圭一郎(S2)※決定
山陽:佐々木 啓(S9)※結果待ち
飯塚:有吉 辰也(S20)※落選
川口:中村 雅人(S7)※決定
伊勢崎:?

オートレースグランプリ準優勝で多くのファンに感動を与えてくれた有吉選手がランクで落選となってしまい、残りの枠は伊勢崎の2着と佐々木啓選手のランク争いとなります。
この企画自体も面白いなと思っていましたが、そこにたどり着くまでの地元1位を争う攻防は激しく熱いものでした。

浜松では圭一郎選手の攻めを凌いで、木村武選手が浜松1位で出場を決めたレースは、見ているこちら側も力が入りました。
近況はSG戦線でも苦戦することが多い木村武選手ですが、地元No.1は譲れないという想いが伝わってくる走りでした。

さらに川口ではまたしても佐藤摩選手がやってくれました!
1号車から渾身のトップスタートを決め、6周回中村雅選手を抑え切っての完勝。こちらも見応え十分のレースとなり、ゴール後には大きな拍手も起こっていました。
残るトライアルは伊勢崎を残すのみとなっていますが、3強が上位独占か?他の5人が意地を見せるのか? 現地担当記者として最も楽しみな一戦を堪能したいと思います。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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