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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
全国オートレースファンの皆様、残暑お見舞い申し上げます。

先日の伊勢崎グランプリでは現地に着いたその日8/11に気温40.5℃を記録。表を歩いているだけで顔が火照るような暑さにも日に日に慣れ、さぁ次は浜松だと思っていた矢先の17日には、その浜松で全国最高気温タイの41.1℃と、私の行くところ行くところが記録級の暑さに。そもそも全国5場しかないオートレース場の地元でこうして記録級の暑さになるというのも、偶然とはいえすごいことではあります。しかもオートは熱に弱い。ここ近年は温暖化の影響による多雨の影響も大いにあり、近況売り上げが上がっているようなら、近い将来レース場に屋根を付けることも真剣に考えた方が良いのでは? と思いますな。

さて、直近の各地普通開催は7車立てベースで行われているわけですが、これが徐々に立ち行かなくなってきている感。先日の浜松開催では直前での選手欠場が多く、1~3Rまでが6車立てに。更に参加解除が1名出た最終日には4Rまでが6車に。同時開催していた山陽ミッドナイトに至っては、初の6車立て開催となる中、道中落車などもあり、最終日は9個レース中半分以上の5レースが5車立てになるという寂しさ。まぁそれでも車券はそこそこ売れていたようですが、この状態が続けばファンから愛想を尽かされるのは明らか。10月以降の後期スケジュールでも、川口・伊勢崎を加えてナイター開催が新たに加えられたようですが、まずは車立てをしっかり確保することが課題でしょう。選手あっせんに余裕のない状況でやみくもに開催を増やすのはいかがなものかと。

とりあえず9月にかかる開催からは全国で8車立てに戻る流れのようではありますが、オートレースはやはり8車でないと!
7車立てはあくまでもコロナ禍による止むを得ぬ措置のはずが、売り上げが上がっていることもあり「7車でもいいんじゃね?」的なムードが業界全体に漂っているような…。行き着く先は「それなら6車でも」ともなりかねず、競技の根底が崩れていきはしまいかと危惧している昨今です。


○●ジェット社○●
皆さんもご存じの通り、川口のナイターでは消音マフラーを使用します。飯塚や山陽のミッドナイトレースでも消音マフラーを使用しますが、「川口ナイターの場合は違う」という選手が多いようです。
これは走路が違うのはもちろん、時間帯が日中から始まり夜20時半ぐらいまでですから、走路温度や気候もだいぶ違うため、このように言われる選手が多いと思われます。

今年に入ってから今時点では、川口ナイターは4開催ありました。そこでここでは、今年の川口ナイターの優勝結果を挙げたいと思います。ここから川口ナイターが得意な選手が見えてくるかもしれません。

■6月28日 GⅡ川口記念
優勝:青山周平
2着:永井大介
3着;若井友和
次位:鈴木清、中村雅人、大木光、高橋義弘、森且行(自落)
※青山選手はスーパーハンデ

■7月21日 川口普通開催ナイター
優勝:永井大介
2着:岩田裕臣
3着:高塚義明
次位:森且行、押田幸夫、影山伸、吉田祐也

■8月9日 川口普通開催ナイター
優勝:若井友和
2着:牧野貴博
3着:森且行
次位:佐藤裕二、大木光、佐藤摩弥、中山透

■8月19日 川口普通開催ナイター
優勝:森谷隼人
2着:片野利沙
3着:掛川和人
次位:新井淳、石川哲也、影山伸、佐々木敏夫(自落)
※SG後でS級選手が不在。森谷選手はハンデ軽化。

こう見ると、青山選手は川口ナイターも難なく乗りこなしていますね。
次に、始めは消音マフラーが不得意だった永井選手も、今ではしっかり乗りこなしています。実際に消音マフラーでこのG1キューポラ杯を制していますし、今年もうまく合わせられている様子です。
森選手も本来は消音マフラーはあまり得意ではなかったのですが、川口ナイターは3連続で優出しています。今年の森選手は一味違うかもですね。
その他にも、若井選手などの名前も目立ちます。

以上、参考になれば幸いです。たった4開催なので情報としては少ないですがね(苦笑)。

○●青山博亮○●
お盆期間に行われたSGオートレースグランプリは残念ながら無観客開催とはなってしまいましたが、道中のデットヒートを制した伊藤信夫選手が約13年ぶりのSG制覇で幕を閉じました。

優勝インタビューでは「お客さんの顔を見る事はできませんでしたが、画面越しに応援してくれた方々と喜びを分かち合いたい」といった話も聞かれ、久々のSG優勝に感動されたファンの方も多かったのではないでしょうか。
個人的にはかつて同じ苦境にあった有吉選手との優勝争いには熱くなるものがありました。

そして今回のG1キューポラ杯はお客様をスタンドに招いての開催(※入場制限4500名)となり、関東のレース場では久々にビックレースでの有観客開催となります。G1開催でお客様の多数のご来場が見込まれるため、感染症対策はしっかりとされた上、十分な距離を置いた上での観戦をお願いできればと思います。

最後に、先日2020年度下期の開催日程が発表され、川口オートレース場では新たな時間帯【川口ナイトレース】が。そして伊勢崎では昨年末にも実施した【アフター6ナイター】が9月17日~19日まで追加開催。10月以降も開催する事が決まりました。

川口ナイトレースは10月~来年3月の間で計5節(※本場は無観客開催)、アフター6ナイターは今年初旬の開催同様、本場は特別観覧席のみで観戦が可能となります。
つい先日まで行われていた山陽ミッドナイトでは、業界初の6車9R制実施など様々なことに取り組みを見せているオートレース界。ぜひ、下期に実施予定の川口ナイトレース、伊勢崎アフター6ナイターと夜の時間帯までオートレースをお楽しみいただければと思います。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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