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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
直近では2020年度前半の開催日程も発表され、新年度への期待も高まるオートレース界。今年度も売り上げは前年比プラスとなりそうで、今こそ更なる売上増や新規ファンの獲得に向け、アグレッシヴに動くべき。まさに「時は来た」のであります。

そんな中、伊勢崎で「アフター6」ナイターが始まりました。ワタクシもちょうど取材の合間の時期となり、開催2日目の夕方には近所の立ち飲み屋で18時前からスタンバイ(笑)。一杯やりながらのスマホ観戦となりました。そして酔うほどに打つほどに、残った印象はプラス面ばかり。
■普通に昼間仕事の人間にとってはアフターワークの一杯と共に始められ、明日を心配しなくていい時間に終わる
■通常マフラーなので選手比較がしやすい
■ナイター照明が安定して観やすい。選手も(たぶん)走りやすい


早い話「すっげぇ楽しかった」のであります。

あと、現地からの報告によれば、地元ファンにとっては真冬のナイター開催はかねてからの念願であった、というような話も聞くに及び、ニーズに根ざした新企画であるというイメージを強くしました。

その結果、初開催の売り上げは3日で2億7千万超え。7R制7車立てとしては破格の額に。
まぁ、あまりやり過ぎるとそのうち飽きられて売り上げも下がるのでしょうが、そのあたりバランス感覚をもって運営していっていただきたいもの。

あと、以前ミッドナイトの際にも申し上げましたが、年間平均売上が良かったならば、ぜひ翌年度からは選手賞金のアップを。選手のモチベーションを高めて更なる白熱したレースを!と願ってやみません。


○●ジェット社○●
さて、今回は飯塚G1開設記念です。何か良いヒントになるのではないかと、私の方からは直近5開催の飯塚の優勝戦を振り返りたいと思います。
※消音マフラーで深夜に行うミッドナイトは除く

◆12/3(火) 走路:斑走路(ほぼ良路)
優勝:荒尾聡選手
2着:角南一如選手
3着:山浦博幸選手
8-6-3  12,720円

◆12/15(日) 走路:良走路
優勝:久門徹選手
2着:川口裕司選手
3着:角南一如選手
5-1-4  6,340円
※佐々木啓選手が1着通過も反則

◆1/8(水) 走路:斑走路
優勝:田中茂選手
2着:別府敬剛選手
3着:篠原睦選手
6-4-7  2,820円 

◆1/16(木) 走路:斑走路
優勝:井村淳一選手
2着:桜木公和選手
3着:田中茂選手
5-3-8  11,230円

◆2/2(日) 走路:斑走路(ほぼ良走路)
優勝:東小野正道選手
2着:田中正樹選手
3着:佐々木啓選手
4-1-6  108,400円

となっています。こう見ると全て飯塚勢の優勝となっていますね。また10万円オーバーも出ており、配当的にも良いです。

そして何より注目する点は、「良走路」や「ほぼ良走路」の時は、2着3着に遠征勢が連対する場合がありますが、完全な「斑走路」の時は、全て飯塚勢が掲示板を独占しています。
飯塚の斑走路は、皆さんもご存じの通り、濡れたところが所々に残ってしまう走路です。そうなれば、濡れた場所を熟知していて、走り慣れている地元選手が有利になります。よって、このような結果になっていると思われます。

飯塚は今年に入って3開催行われました。年明けからしばしば雨が降り、また飯塚走路が乾きにくい事もあり、良走路はほとんどなく斑走路のレースが多くありました。
最近の飯塚良走路の見解はあまり述べられませんが、今回の開設記念も「斑走路」となれば地元勢を中心に狙うと良いと思いますよ。


○●小森亮平○●
暖冬で雪が降らない今シーズン。また、九州地区は梅雨時期のように雨が多く降り、今年の飯塚開催は湿走路や斑走路が半分以上を占めていたのではないでしょうか。

早速ですが、私の方からは先日伊勢崎にて行われたアフター6ナイターについての感想を書いてみたいと思います。

まずは、強豪男子レーサーも出場する中、見事優勝を決めた佐藤摩弥選手には脱帽。
近況はスタートだけでなく、捌きの腕も格段に上達し男子レーサーも顔負けの走りを披露。昨年はスーパースター王座決定戦も経験し、オート界のトップレーサーと言える存在となりましたね。

そして、開催の感想としましては、車券的には通常マフラーでしっかり試走の出た選手から狙っていけば、比較的当たるといった感じのレースが多かった印象で、ファンの方からすると車券購入しやすかったのではないでしょうか。
配当的にも極端に低配当ばかりではなかったのでそこがまた良かったですね。

飯塚や山陽でもミッドナイトでの売り上げは上々で、今回の伊勢崎アフター6ナイターでもまずまずの売れ行きだったのではないでしょうか。

今後も開催を重ねながらいろんな企画を実施して頂き、オートレースがもっと盛り上がり、新規ファンを獲得していければ良いと思いますので、今後も各場でこのように車券が売れる、買いやすいような企画を実施して頂きたいと思います。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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