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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●

一年が経つのは早いもので、今年も年末・スーパースターがやってまいりました!
今年も色々あったオート界。
今回のフリートークは恒例の「2019年・私のオート界3大ニュース」の共通テーマでお送りいたしましょう。

①山陽でもミッドナイト開始!深夜化進むオートレース
ここ最近は私もオフの日には出入りの酒場などで呑みながら打つことも多くなったミッドナイト。
相変わらず売り上げも好調なようで「真夜中のオート」はファンの皆さんにもすっかり定着したと言えましょう。来年は山陽でのミッド開催もより本格化して、ますます盛り上がりそう。

それでもまだまだ課題は残っており、まずは「レース運営の統一化」。現在は開催により車立てもレース数もまちまちになっておりますが、このあたりが多少なりとも買いづらさを誘発しているのは確かで、各選手の過去のミッドナイトでの成績データなどを活用しやすくするためにも、できるだけレースの形態を同じにすべき。

個人的にはよりわかりやすい6車立て(ボートレースと同じ)を基本に、冷えて追い込みが利きやすいミッドゆえ、ハンデは昼間開催よりも広げるのがいいと思います(ガチガチに堅い配当のレースが多過ぎる!)。

そしてレース数も一日6個かせいぜい7個レースでしょう。この前の飯塚ミッドのように8レースとか、やり過ぎでは? 夜の酔客はそんなにもちましぇん(笑)。
6車×6R=36選手の参加に減らして、その分賞金を増やすのが良いと思いますが、いかがか?

②どうした!?年間を通じて周回誤認事故激増
この件については6月の飯塚ダイヤモンドレース編の際に詳しく記しましたので、そちらをご参照。
周回誤認はその後も各地で多発しており、来年は運営側からも何らかの対策が必要なのでは?

③佐藤摩弥、女子初のSSトライアル出場
オートレースの歴史を塗り替える一大エポックであり、ただただ「素晴らしい!」の一言。SS5日間、サトマヤ選手の大活躍に大いに期待したいもの。


○●ジェット社○●

早いもので今年ももう年末ですね。これが今年最後のオートーークとなります。
「2019年・私のオート界3大ニュース」ですか・・・。

今年のオートレース界は激動の一年間だったと思います。
沢さんがおっしゃる通り、佐藤摩弥選手が女子レーサー初のSSトライアル出場など、明るいニュースをはじめ、山陽オートでミッドナイトを開始するなど、オート界の歴史が大きく変わった出来事が沢山ありました。

私の方からは、沢さんと被らないように、以下の3つを挙げたいと思います。
①4月から新型クラッチに一斉移行
②浜松オートのメインスタンドの建て替え工事が開始
③川口オート約7割のスタンドの閉鎖を決定(来年1/6以降)

ですかね。

まず、①「4月から新型クラッチに一斉移行」は、新型クラッチにより、一部の選手達のスタート力が変わったように思えます。鋭発もあれば、空回りもあり、スタートがムラになった選手も増えた気がします。そのせいか、今年は高配当が多く出ているような…。

穴党の方々には良い要素ですが、本命党の方々にはガッカリするレースが少しはあったと思います。
しかし新型クラッチは、クラッチが焼き付くような故障は軽減され、安全公正なレースできるために導入されたものです。選手達の扱い方が安定してくれば、今まで以上にオートレースが楽しめる事になると思っています。

②「浜松オートのメインスタンドの建て替え工事が開始」は、本当に素晴らしい事だと思います。お客様の中にはネット投票はされずに、現場で車券を購入され、生でレースを観戦したと思われている方も多くいます。
うまく資金を捻出して、老朽化した建物を建て替え、これからは、お客様が今まで以上にレースを快適に観戦できるようになります。今後のオートレースの未来に向けて、大きな第一歩が踏まれた感じがしましたね。

③「川口オート約7割のスタンドの閉鎖を決定」。
これは決定事項であって、今年はまだ実施されていない事なのですが、この「決定事項」自体に衝撃が走りました。川口オートは約7割のスタンドに耐震の問題があるため、お客様の人命を第一に、致し方なく封鎖するという事です。

いずれは解体して新設スタンドを建設予定との事ですが、あれだけ大きい建物ですから、巨額の費用がかかるため、建て替え工事は予算の都合上いまだ未定であり、かなり先になると思われます。
来年も川口でスーパースターフェスタが行われる予定です。年末の大晦日は全国から2万人前後のお客様がいらっしゃいます。そんな中、これからお客様達がスタンドでレースを見づらくなると思うと、すごく歯がゆい思いがありますが、これは施行者の方々も致し方なく判断された事だと思います。さぁ、今後川口オートはどうなるのか?


○●青山博亮○●

今年もあとは年末の大舞台、スーパースターを残すのみとなりました。自分の方からは、こちらの3つを挙げさせて頂きます。
〇34期生がデビュー!
〇佐藤摩弥選手、女子選手初のSSトライアル出場!
〇山陽ミッド、アフター6ナイター開催


今年の6月に34期生が各地でデビューとなりました。34期に関しては養成所の入所式から取材などに行かせて頂く機会が多くあり、個人的にすごく思い入れのあった期でもありました。

怪我でデビューが遅れたりなどはありましたが、結果的には入所した20名が1人も欠ける事無く卒業できたのは本当に嬉しく、養成所最優秀賞を受賞した上和田拓海選手は同期のお手本となるような走りから8月には地元で嬉しい初優勝を飾りました。

その他では、浜松の米里崇徳選手が勝ち上がり権利の発生した節でいきなり優出を決めたり、今月では飯塚の川口裕司選手があと一歩で優勝といった走りを披露するなど、各地での活躍が目立つ34期生。
しかしまだデビューから半年余りしかたっておらずまだまだ伸び代もたっぷりあり。今後の走りもより注目となりそうです!

そして佐藤摩弥選手の女子選手初のSSトライアル出場についても物凄い記録だと思います。
昨年末の3大ニュースでは佐藤摩弥選手の【女子選手初のSGレース優出】をピックアップしましたが、今年は3月と9月に行われたプレミアムカップで優出を果たし、どちらも3着でSSポイントを加算して年末大舞台の出場を決めました。

佐藤摩選手といえば何と言ってもスタート速攻が魅力で、今年はG1戦でも4回の優出が見られました。年末の大舞台でも持ち前のスタート速攻から、地元ファンを大いに沸かせて頂きましょう!

最後に今年の11月末に発表があったアフター6ナイター開催のニュース。
こちらは来年1月末から3開催の試行開催となっておりますが、今年は山陽オートでもミッドナイトが開催されたりと、遅い時間までもっとオートレースが楽しめるようになりました。

そして年末にはスーパースターだけでなく、飯塚オートで28日から31日までの4日間でミッドナイトオートレースも開催されます。
是非ミッドナイト、そして来年にはなりますがアフター6とお仕事終わりにご購入、ご観戦頂ければと思います。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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