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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
まずはこのところの度重なる水害により、甚大なる被害を受けた被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

夏の暑さ、秋の長雨が長引いた今年でしたが、ようやく本格的に秋の気候となってきたここ数日。
直近の日本選手権を筆頭に、レース傾向がちょっと前とはガラリと変わってくるでしょうから車券ファンの皆さんはご注意を。

その主要因はといえば、エンジンの気候的変化はもちろんのこと、タイヤ
現規格のタイヤは一言でいえば「夏に弱く冬に強い」傾向があり、今年の夏も各地で外枠勢が追えずの前逃げレースが頻発でしたが、昨冬を思い出してみれば、各地で好タイム連発。
試走タイムも3.26レベルがバンバン出て、追い込みがビシバシ決まっておりました。

というわけで、ここ数週間で急激に「逃げ・追い」の力関係が変わってくることが予測されますので、展開予想を一気に改める必要があります。
ここまでの取材の感触で更に加えるなら、各選手がタイヤ作りに時間を割かれなくなる(どのタイヤを履いてもある程度食い付くので)分、整備に専念でき、エンジン的にも全体にレベルアップしてくる…という流れもあるように感じます。


○●ジェット社○●
今回はSG日本選手権です。全て0Mオープン戦で行われます。
また年末のスーパースター王座決定戦はもちろん、年末にかけて行われる記念レースでも優勝戦あたりは0mオープン戦が想定されます。

そこで今回は「0mオープン戦」の特徴を述べたいと思います。

0mオープン戦は、スタートが重要なのは言うまでもありませんが、1・2コーナーの旋回技術も非常に大切だと思います。

内枠が有利だと思われますが、特に1枠の場合は、鋭角にコーナーを旋回する技術が問われます。出だしが良くても、コーナーで減速してしまい、包まれてしまう事って多々ありますよね。
インコースを高速で回れる技術がある選手は1枠を好む場合がありますが、ふっくらとスピードを乗せて走るタイプの選手などは、1枠を嫌う選手が多いです。

では、どの枠が有利とされるのか?

それは3枠です。

枠的に内寄りでありながら、尚且つ、スピードを乗せて旋回しやすいからです。優勝戦の枠番選択では人気のある枠です。
特にスタート力があってコーナースピードがある選手が3枠に入ったら要注意だと思います。

過去には外角を走る永井大介選手鈴木圭一郎選手など、1枠でSGを制覇した時がありますし、その時々の選手のスタートの切れ具合や、メンバーとの比較で、枠は関係無しに狙える選手は多くいますから、これは一概に言えませんのでご了承ください。
ただ、1枠・3枠で悩んだ時は、「3枠」を選ぶのは面白いと思いますよ(笑)。

次に、センターから外枠にスタート巧者がいる場合は、内枠にいる選手は包まれて車を引かなければならない場合があります。
そのような時は、そのスタート巧者の隣外枠の選手の便乗がありますので、穴でスタート巧者の外枠車の選手を買うのも面白いと思います。
実際に、6枠にスタート巧者がいた場合に、6号車が内枠勢を包み込み、7号車と8号車が付いて来て、6・7・8なんて目もしばしば出ています。

このように「スタート巧者の外枠の選手」も狙い目だと思います。
以上、年末に向けての0Mオープン戦。参考になれば幸いです。


○●小森亮平○●
朝晩はかなり冷え込んできている飯塚オート周辺。これからの冷えた走路で特に活躍しそうな選手を数名ピックアップしてみたいと思います。

まずは、山陽藤岡一樹選手藤岡選手は夏場のスベル走路はあまり得意としていない選手の一人。
しかし、気温と走路温度が下がるこの時期(選手権直前辺り)には、成績が上昇して来ることが多いですね。

続いて飯塚別府敬剛選手別府敬選手は冷えた走路での活躍実績が多いイメージで、ナイター開催や冬場のグレードレースで好タイムを出して来ることが多い選手の一人ですね。

もう一人、飯塚から重富大輔選手重富大選手も夏場のスベる走路がかなり苦手な選手の一人で、冷えた走路での活躍の方が多く目立つ印象。
ミッドナイトや冬場のレースで抜けた試走タイムや上がりタイムを出して来ることが多く、これかの時期も要注目選手だと思います。

最後に川口森且行選手森選手も夏場のスベル走路はあまり得意ではない様で、直近ではスタートが決まっても道中はスベって苦戦を強いられていました。しかし、年末にかけては急激に成績を上げて来る印象が強いですね。

それでは、SG日本選手権が間もなく開催となります!!

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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