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冒頭フリートーーク


○●沢朋之○●
浜松がこの10月から3ヶ月間の休催に入り、私の春以降の強行取材スケジュールもようやく一段落。数日後に迫ったSG全日本選抜に向け英気を養っております。

そろそろ来年度のSG・プレミアムカップの日程が発表になると思われますが、先日の山陽プレミアムカップは台風18号の直撃に遭い、2日目が中止で順延なしのスケジュール。
3日目朝も台風は去ったものの強風が残り、宿で待機していた私は「もしや2日連続中止?」とドキドキしていたところに3日目決行の報が。
それでも朝練習時にはレース場へ向かうJR線は運転取り止めのまま(やむなくタクシーで向かいました)。山陽は多くのファンが自家用車での来場となるので影響は薄かったのだろうが…。

そういえば一昨年の飯塚プレミアムカップでも、台風直撃で中止があり、あの時も開催総売上が9億に届かずと散々な目にあったっけ。
そして今回もほぼ同レベルの売り上げにとどまった。……もう9月のこの時期にビッグレースやるの止めません?
前回も記した温暖化のせいもあって、台風か秋雨前線かどちらか、というこの時期に関係者もファンも散々気を揉んだ挙句に中止&大幅売上減では。
天気は水モノとはいえ、かなりの高確率で凶悪天候にさいなまれる時期にあえて予定しなくてもいいのでは、と思ってしまいます。

かと言って、雨といえば梅雨の時期もあり、真夏の熱走路の滑る中でSGは厳しいし、真冬の平日デイレースでは集客も見込めないし…と、数々の制約があることも確か。
この10年近くにわたって、ほぼ全てのSG・プレミアムカップで現地取材を重ねてきた経験から、天候・レース運営・集客&売上見込みなど、全ての要素を勘案した上での「SG・プレミアム開催日程私案」をご提案させていただきます。

1月下旬~2月上旬 SG全日本選抜(デイレース)
3月上旬 プレミアムカップ(デイレース)
4月下旬(GW) SGオールスター(ナイター)
8月中旬(お盆) SGグランプリ(ナイター)
10月下旬 プレミアムカップ(デイレース)
11月中~下旬 SG日本選手権(デイレース)
年末 SGスーパースター

…ぐらいがよろしいのではないかと。

とにかく、GW明け~10月上旬ぐらいの期間のデイレースは、走路温度が上がりすぎて滑るので無理。そして梅雨・秋の雨期を最大限避け、極力走路温度低めの良走路で行えるように考えたいところ。
従来SG・プレミアムを行なっていた、暦の上での3連休などが勿体ないではないかというご意見もあろうが、そこには各場のG1・G2を充てればよい。
SG&プレミアムは、もちろんそれぞれの開催の価値も大きいが、年末のスーパースターを最終目標に選手たちがその権利を奪い合うという、その連続性が今となってはオートレース界の根幹を成すストーリーとなっているわけで。
トップ級選手達がなるべく好条件のもとでレースできるように配慮すべきでは、と思います。

あっ、これは前回の続きになっちゃいますが、タイヤが全般的にもっと食い付くように、もしくは全場の湿走路で内外まんべんなく食い付くようになれば話は別ですよぉ(笑)。


○●ジェット社○●
この頃、高配当が続いているオートレース。

現在、季節の変わり目でありますが、厳しい残暑が続いています。そのせいか選手達は車を合わせるのに相当苦労している様子があります。
そんな要素もあってか、試走タイムと試走気配から反比例する選手が多く、ここ何開催か高配当が頻繁に出ている状況です。

点数を絞って買うお客様にとっては、一日いらしても一回も取れないなんて方もいるのではないでしょうか。

そんな中、以下のレース結果をご覧ください。これは近況のGレースの最終日の3連複の配当です。

★浜松G1スピ王最終日の配当
1R:5,940円
2R:5,620円
3R:8,020円
4R:5,020円
5R:2,260円
6R:560円
7R:2,660円
8R:990円
9R:2,370円
10R:4,950円
11R:8,120円
12R:1,750円
★山陽G1プレC最終日の配当
1R:2,310円
2R:9,430円
3R:2,070円
4R:1,240円
5R:1,740円
6R:5,290円
7R:1,320円
8R:1,4020円
9R:1,530円
10R:1,780円
11R:2,830円
12R:1,260円

念を入れて言わせて頂きますが、これは全て「3連複」の配当です。

上記の24レース中、1000円未満の配当はたった2レースのみ。
それ以外は、3連複ながら万車券もあれば、5,000円~9,000円の中配当も多く出ています。

3連単だったら数万円の払い戻しとなると思いますが、選手達のマシン状態が不安定である上に、荒れている開催時は、なかなか3連単は引っ掛かりません。
もし3連単の4点ボックスを買えば24点、3連複の4点ボックスの場合は、たったの4点です。

これは、劇的に点数を絞れて、更に配当的にも魅力がある賭け式だと思います。

そもそも8車が全身全霊で入り乱れるオートレース。一番払い戻し額の多い3連単も良いですが、3連複もすごい良いメリットがあるのです。

何はともあれ、お客様達に当てて頂きオートレースを楽しんで頂きたいです。オートレースは、公営競技の中でも最速を誇り、最も迫力のある競技です。
絶対にオートレースは面白いです。いろんな賭け方がありますので、どうぞいろいろ試されては如何でしょうか?


○●高橋○●
大きな盛り上がりを見せた川口・伊勢崎のナイター開催も終わり(まだまだミッドナイトは開催されていますが)、ここからは年末のスーパースター王座決定戦に向けて激しいポイント争奪戦が行われます。
SG覇者の荒尾選手(オールスター)・青山周選手(グランプリ)はすでに確定。圭一郎選手、早川清選手、吉原選手、中村雅選手らポイント上位の選手も比較的安心な位置となりそうです。
そんな中、ポイントを獲得していない選手の中でも、今年の活躍を見たら出場して欲しいなと思う選手を少し取り上げてみたいと思います。

まずはオートレースグランプリでの活躍が記憶に新しい池田政選手
圧倒的な強さを見せつけて同一大会連覇となった青山周選手を、最も苦しめた準決勝戦の叩き合いは見どころ十分だったと思います。
また10/1の地元優勝戦では中村雅選手との熱いバトルで、敗れはしたもののまだまだ衰えない闘争心を見せてくれました。
SGでも結果的には3着で優出とはなりませんでしたが、池田政選手をスーパースターで見たいと思うファンは少なくと思いますし、残りのSGで大きくポイントを獲得して欲しいところですね。

昨年のスーパースターでは強スタートで勝負掛けを成功させて、見事に決定戦進出を決めた新井恵選手
今年は飯塚ダイヤモンドレースで悲願のG1初制覇を遂げて、昨年以上の結果を残してはおりますが、残念ながらスーパースターポイントはいまだ獲得となっておりません。
しかしながらSG日本選手権が開催される飯塚走路では、G1制覇を含む3連続優勝など抜群の相性を誇っており、滑り込み出場も十分期待出来そうです。

この2者以外にも佐藤貴選手・木村武選手・松尾啓選手。今年大ブレイクとなっている佐々木啓選手・有吉選手といったところが意外にもポイント獲得に至っておらず、この選手達を含むポイントをまだ獲得していない選手の勝負掛けには注意となりそうですね。

レースデータ提供:公益財団法人JKA
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